出版社内容情報
今アメリカで何が起きているのか? トランプ候補はどれだけヤバイのか?
米大統領選挙が100倍面白くなる本。2016年アメリカ大統領選挙 必読書
◎アメリカの民主党・共和党の違いはどこにあるのか。両党の対立軸はどう形成され、変化してきたか。トランプ候補、クリントン候補の戦いはどうなっていくか? 在米のアメリカウオッチャーの名著を全面改訂し再刊。
◎オバマ政権がレイムダックに陥るなかで、トランプ・サンダース旋風に象徴されるように、民主党と共和党の対立軸は大きくゆらいでいる。民主党の有力大統領候補ヒラリー・クリントンも、エリート政治批判、ポピュリズムの風に逆らえず、TPPに反対するなど、世論を意識した発言を余儀なくされている。
◎本書は米建国以来形づくられてきた政策やイデオロギーにはじまり、カルチャー、映画、スポーツ、対外戦争の賛否、移民政策、銃規制の是非や公的医療保険への取り組みなど、両党のさまざまな対立軸を分析したユニークなアメリカ論である。
◎第1章を「大きくゆらぐ対立軸」(約20頁)としてさしかえ、両党の大統領候補が決定する7月の党大会までの最新状況を反映させるとともに、二章以降も全面改訂する。
第1章 大きく揺らぐ対立軸??いまアメリカに何が起きているのか
第2章 「ポピュリズム」と「対立軸」で見るアメリカ史
第3章 民主党の価値観 共和党の価値観
第4章 民主党のカルチャー、共和党のカルチャー、その変化
第5章 2017年新政権で日米関係はどうなるのか
冷泉 彰彦[レイゼイアキヒコ]
1959年東京生まれ。東京大学文学部、コロンビア大学大学院(修士)卒。 著書に『911 セプテンバーイレブンス』『メジャーリーグの愛され方』『「関係の空気」「場の空気」』『アメリカは本当に「貧困大国」なのか?』『チェンジはどこへ消えたか?オーラをなくしたオバマの試練』。訳書に『チャター』がある。 最新作は『場違いな人?「空気」と「目線」に悩まないコミュニケーション』(大和書房)。村上龍のメルマガJMMに「USAレポート」を寄稿。ニューズウイーク日本版でコラム連載。NHKBS『クールジャパン』の準レギュラー。
内容説明
「連邦政府の正義」を信じる民主党、懐疑心と独立心の共和党―。いま、建国以来の二大政党の対立軸が大きく揺さぶられている。政策、歴史からイデオロギー、カルチャーの違いまで、在米作家が地殻変動を読み解く。
目次
第1章 大きく揺らぐ対立軸―いまアメリカに何が起きているのか(「トランプ旋風」を支える有権者の心情とは;追い詰められる共和党 ほか)
第2章 「ポピュリズム」と「対立軸」で見るアメリカ史(「独立か否か?」に始まる対立軸;保守思想の中にある連邦政府への忌避 ほか)
第3章 民主党の価値観 共和党の価値観(民主党、過剰なまでの自己肯定;人権外交に表れた自己中心性 ほか)
第4章 民主党のカルチャー 共和党のカルチャー、その変化(民主党カルチャーは「和解と純愛」;ハリウッドの民主党人脈 ほか)
第5章 二〇一七年新政権で日米関係はどうなるのか(オバマ時代とは何であったか?;対中東政策は頓挫、対先進国外交は一定の成果 ほか)
著者等紹介
冷泉彰彦[レイゼイアキヒコ]
1959年東京都生まれ。東京大学文学部卒、コロンビア大学大学院卒(修士、日本語教授法)。福武書店(現、ベネッセ・コーポレーション)、ベルリッツ・インターナショナル社勤務を経て、ラトガース大学常勤講師。現在は米国プリンストン日本語学校高等部主任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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