組織サバイバルの教科書 韓非子

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組織サバイバルの教科書 韓非子

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  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532169978
  • NDC分類 124.57
  • Cコード C0034

出版社内容情報

過酷な状況でも生き残れる強い組織をどう作る。権力闘争を乗り越えて頂点に立つには? 為政者、経営者が隠れて愛読する名著を解説。「経営者が愛読しているにもかかわらず、ほとんど口外されない名著」

◇『韓非子』は、戦国時代の思想家韓非子の著作。西のマキアベリ、東の韓非子という言葉があるが、『韓非子』全編を貫いているのは、人間不信(性悪説)の哲学です。中国の古代において『論語』の理想とするような組織は、時代が下るにつれてその批判や改革への試みが徐々になされていきました。その解決策として誕生したのが『韓非子』です。その意図は
「ムラ社会のような目的意識の強くない組織を、成果の出せる引き締まった組織に変えたい」ということ。
強敵が外部に多数ひしめく過酷な状況でも生き残れる、筋肉質な組織を『韓非子』は作ろうとしました。

◇また『韓非子』は、組織にいる人間がその中で生き残るための教科書という一面も持っています。
どんな名経営者であっても、組織の頂点に立ち、それを維持するためには、ライバルや派閥間の抗争、権力闘争を乗り越えなければならない状況に直面します。当然そんな状況で用いられるノウハウは、きれいごとばかりではありません。他人に堂々とはいえないような手段も駆使せざるを得なくなります。こうしたノウハウは、下にいる人間にとっても多々必要になります。どうしようもない上司や同僚に対抗するため、巻き添えになって責任をとらされないため……そういった状況での権力の握り方や、権力闘争のコツといった知恵を学ぶ糧として『韓非子』はあるのです。

◇本書では『論語』的な立場(徳治)、『韓非子』的な立場(法治)の二つを対比させながら――それぞれの考え方の特徴とその強み、弱み、さらには現代的にどのような意味や活かし方があるのか、について解説します。前著『最高の戦略教科書 孫子』と同様に、親しみやすい文体をこころがけ、現代の事例を全体に散りばめて読者の理解を深めていきます。



第一章 人は成長できるし、堕落もする??「徳治」の光と影

第二章 『韓非子』は性悪説ではなかった?

第三章 筋肉質の組織を作るための「法」

第四章 二千年以上も歴史に先んじた「法」のノウハウ

第五章 「権力」は虎の爪

第六章 暗闇のなかに隠れて家臣を操る「術」

第七章 改革者はいつの時代も割に合わない

第八章 人を信じても信じなくても行きづまる組織のまわし方

第九章 使える権力の身につけ方

守屋 淳[モリヤアツシ]
1965年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大手書店勤務を経て、現在は中国古典、主に『孫子』『論語』『老子』『荘子』『三国志』などの知恵を現代にどのように活かすかをテーマとした、執筆や企業での研修・講演を行う。著書に『最高の戦略教科書 孫子』『nbb 孫子・戦略・クラウゼヴィッツ』『現代語訳 論語と算盤』などがある。

目次

第1章 人は成長できるし、堕落もする―「徳治」の光と影
第2章 『韓非子』は性悪説ではなかった?
第3章 筋肉質の組織を作るための「法」
第4章 二千年以上も歴史に先んじた「法」のノウハウ
第5章 「権力」は虎の爪
第6章 暗闇のなかに隠れて家臣を操る「術」
第7章 改革者はいつの時代も割に合わない
第8章 人を信じても信じなくても行きづまる組織のまわし方
第9章 使える権力の身につけ方

著者等紹介

守屋淳[モリヤアツシ]
作家、中国古典研究家。1965年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大手書店勤務を経て、現在は中国古典、主に『孫子』『論語』『老子』『荘子』などの知恵を現代にどのように活かすかをテーマとした執筆や、企業での研修・講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

102
中国の組織論の古典『韓非子』を、孔子の『論語』と対比しながら解説した本。著者は中国文学者:守屋洋の息子。◆韓非子と論語に記された内容は根底にある考え方が正反対。置かれた立場や環境によってはどちらも正解だと考えるが、昨今の世間の風潮としては韓非子は受け入れ難く、論語は重宝されるのだろう。◆論語は人を信用するという観点から組織論を論じているが、韓非子は人は信用ならないので裏切らせないような仕組みを作れという組織観/論語:人は教育で良くも悪くもなる。韓非子:人は状況で良くも悪くもなる。/法(賞罰)、権力、術2020/04/22

まちゃ

62
『論語』(徳治)と『韓非子』(法治)の特徴とそれぞれの強みと弱みから現代的な組織への活用。古典から学ぶ現代社会の渡り方。それほど得るものは多くありませんでしたが、『韓非子』とは何かを知る切っ掛けになったかもしれません。2017/01/22

Y2K☮

42
要は「論語」と「韓非子」のバランス。性善説的な情や気遣いを重んじる部分と性悪説的な制度改革とビジネスライクに切るものは切る決断。どちらかだけでは会社も人生も苦しむだけですよ、と。特に日本人は「論語」の価値観に囚われて心身を壊す(壊される)人が多い気がする。そんな崇高に生きられたら誰も苦労しない。会社や同僚から身を守る術はやはり必須で、そこは韓非子流でいい。協調しても雷同せず。仕事はまず自分のため。その上で余裕があったら論語流というのが無難だろう。終身雇用や年功序列がほぼ機能しない時代に忠誠とかナンセンス。2017/07/04

Y2K☮

35
著者が訳した「論語と算盤」の前哨戦として再読。「成果主義は人件費を抑えるための手段」という見解に今更唸る。信賞必罰の限界は元寇の恩賞を出せなかった鎌倉幕府にも見出せるし「論語」の精神的報酬を全否定はできない。同じく「論語」的な人を信じ、長い目で育てる姿勢も必要(プロ野球も今やFAより育成主体だ)。とはいえ日本人の組織は何もしないと自然に「なあなあ」の情実主義へ陥り、腐敗するのも事実。会社で働く者は本書の説く気構えと警告を懐に秘し、酷使されぬように留意すべし。カネが全ての功利主義ではなく人の時間を奪うなと。2021/04/28

Y2K☮

34
韓非子の肝は例外なき信賞必罰。ニンジンに興味ない人材は不要。人間性は無視して成果重視=性弱説。始皇帝も信長もこれで成功したが続かず。一方論語的な家族主義、優しさはお金を払えぬ企業がそれらを代わりの報酬にしている側面もある。そして見返りに忠誠心や全員一丸、お客様第一みたいな精神論及び綺麗ごととセットで無理を強要してくる。必死に働いて数字を上げても給料も権利も変わらぬ現状ではどちらも偽善と映る。双方の長所を取り入れる組織はないのか。ならば一定スキルと譲れぬ一線を持って働き方は己で決める。国や会社に惑わされず。2020/03/17

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