探求―エネルギーの世紀〈上〉 (普及版)

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  • サイズ B6判/ページ数 508p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532169534
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0033

出版社内容情報

ビル・ゲイツ推薦。世界的ベストセラー『石油の世紀』でピュリツァー賞を受賞した世界的権威が、21世紀を支えるエネルギーの未来像を鮮やかに描く。各紙誌絶賛のロングセラーが、読みやすい普及版になって新登場。

内容説明

エネルギー問題の世界的権威で、ピュリツァー賞受賞作の大ベストセラー『石油の世紀』で知られるダニエル・ヤーギンが、福島第一原発事故後の「エネルギーの未来」を描いた超話題作!現代のエネルギー・システムは、どう発展してきたのだろうか?そして未来はどうなるのか?私たちが完全に依存して生活する「エネルギー」の探求についての物語であり、現代人の必読書である。

目次

第1部 石油の新世界(ロシアの復帰;カスピ海ダービー;カスピ海の対岸;スーパーメジャー;石油国家;流通途絶;イラク戦争;需要ショック;中国の勃興;追い越し車線の中国)
第2部 供給の安全保障(世界の石油は枯渇するのか?;非在来型石油;エネルギーの安全保障;ペルシャ湾の流砂;海上のガス;天然ガス革命)
第3部 電気時代(交流電気;核燃料サイクル)

著者等紹介

ヤーギン,ダニエル[ヤーギン,ダニエル] [Yergin,Daniel]
ケンブリッジ・エナジー・リサーチ・アソシエーツ会長。エネルギー問題の世界的権威。国際政治とグローバル経済にも詳しい。世界的ベストセラー『石油の世紀』でピュリツァー賞を受賞

伏見威蕃[フシミイワン]
翻訳家。1951年生まれ、早稲田大学商学部卒。ノンフィクションからミステリー小説まで幅広い分野で活躍中。トーマス・フリードマン『フラット化する世界』では、訳文の完成度の高さを評価されて第1回国際理解促進図書・優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

8
集団的自衛権の安保関連法案の議論において度々ホルムズ海峡が話題になるので、本書からその関連の件を引用する。178頁。“20年前なら欧米への攻撃と見なされたかもしれないが、いまでは、湾岸の石油の四分の一を輸入している中国を含めたアジア諸国への攻撃でもある。この点で、消費国であるアメリカと中国の利害は戦略的に一致する。海峡の通行を混乱もしくは封鎖するような動きは、世界経済への攻撃と見なされ、1990年のイラクによるクウェート侵攻への反応と同じように、国際社会すべての連合を促すはずだ。”2015/08/05

スプリント

4
読み応えがあります。上巻では石油を取り巻く歴史が中心で後半に電気・核の話が語られています。国策や石油会社の変遷が詳しく書かれており下巻も愉しみです。2015/04/12

HA

3
面白い。エネルギー業界の流れ、そしてその規模に圧倒される。日本にはない、しかしこの業界がなく世界に立ち向かっていた事の凄さよ。 祖国再興へ。頑張りたい。2020/04/29

Kaname Funakoshi

2
石油開発の歴史(ロシア、カスピ海、中東)、天然ガス開発の歴史、シェールガスの開発。続いて電気の歴史2020/04/01

篁(たかむら) かわを

2
湾岸戦争、ソ連崩壊と新生ロシア、イラク戦争、中国の石油、天然ガス、シェール革命、原子力 etc... 90年代以降のエネルギー資源は、経済を動かし、歴史にも密接に寄り添ってきた。(20世紀は「石油の世紀」だった) 上巻ではその歴史が中心に語られ、下巻ではエネルギーの未来が示唆される。2019/02/03

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