内閣総理大臣の日本経済

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  • サイズ B6判/ページ数 373p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532169510
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0031

出版社内容情報

アベノミクスとともに関心が高まる首相の経済政策。それはどのように発案され、どう実行され、どう実体経済に作用しのか。戦後経済の歩みを検証し、現政権の経済運営の行方を占う。骨太の政治経済ノンフィクション。

内容説明

戦後経済の軌跡を鮮烈に描き、アベノミクスの行方を問う。富国軽軍備、所得倍増、列島改造、消費税増税、構造改革、脱デフレ…。歴代21人の首相の政治ドラマを活写した本格・骨太ノンフィクション。

目次

はじめに 「首相と経済」の実相を探る
吉田茂―「富国軽軍備」という選択
鳩山一郎―長期好況と「戦後」の終焉
石橋湛山―経済宰相となった「日本のケインズ」
岸信介―「経済は官僚でもできる」の真意
池田勇人―高度成長の象徴「経済の池田」
佐藤栄作―「福祉なくして成長なし」はどこまで
田中角栄―列島改造計画の誤算
福田赳夫―「経済のプロ」が自ら課した高いハードル
大平正芳―増税を打ち出した市場主義者
中曽根康弘―行革の申し子からバブルの産みの親へ
竹下登―消費税導入に首相生命を懸ける
宮沢喜一―バブル崩壊に翻弄された政策通
村山富市―消費税増税に踏み切った社会党首相
橋本龍太郎―戦後最大級の金融危機に襲われた行革
小渕恵三―「なんでもあり」の景気浮遊策
小泉純一郎―聖域なき構造改革がもたらしたもの
麻生太郎―世界金融危機対策に追われて
鳩山由紀夫―見立てが甘かった政権構想
菅直人―幻に終わった「増税の免罪符」
野田佳彦―増税実現に懸けた民主党最後の首相
安倍晋三―アベノミクスは目的か手段か

著者等紹介

塩田潮[シオタウシオ]
1946年高知県吾川郡伊野町(現いの町)生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業。雑誌編集者、記者などを経てノンフィクション作家に。『霞が関が震えた日』で第五回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gamemaker_K

5
こういう概説書は門外漢にとってはありがたいな。日本は基本的に借金経営なのだから、余計なところの支出を抑えて必要なところだけに使えばいいのに、としか思えないのだが。あとねー、みんな、仲良く仕事しようよ、かな。2015/06/25

tacacuro

0
ノンフィクション作家による歴代政権の経済政策の再検証をつまみ読み。戦後70年のうちの後半の特徴は「政争と政変を呼ぶ消費税」という歴史であり、これは「「経済と財政を食い物にする政治」とそれを甘受してきた民意のつけが回っている証」だという。財政や社会保障等における大きな政治的選択肢は各派でほぼ一致している「経済論争不在」の政治を招いているというが、選択肢は認識していても、民意に挑戦するのが難しいのだと思う。2017/01/30

plumriver

0
経済を軸にして時の総理の経済政策を検証した、一種の歴史書。今後、総裁任期延長の議論もあると思われるので、安倍政権のアベノミクスが最終的にどのような形で昇華されるかは分からないが、いつか将来、どこかのタイミングで同様の検証は必要だろう。政権にとって、消費税は鬼門というが、本書をよんであらためてそれを感じた。シルバーデモクラシーが今後さらに鮮明になるなかで、消費税の扱いはより困難になりそう。2016/08/18

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0
新しい学びは無かった。2024/09/22

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