内容説明
歴史を動かしたリーダーは何をとらえていたのか。巨大な転換期に直面し、国家再生へ大きな舵を切ったリーダーたちの構想力と指導力を解明。『失敗の本質』『戦略の本質』に続く待望の姉妹編。
目次
序章 なぜ「国家経営」なのか
第2章 戦後体制の転換
第3章 サッチャー―自由と自由による国家の威信回復
第4章 レーガン―超大国の復権と冷戦の終焉
第5章 中曽根康弘―経済大国の抑制された自己主張
第6章 ヘルムート・コール―歴史を味方につけた再統一
第7章 ゴルバチョフ―体制再建と理想主義の相克
第8章 〓(とう)小平―プラグマティックな「経済大革命」
第9章 比較分析―国家経営のダイナミック・リーダーシップ・プロセス
終章 理想主義的プラグマティズムと歴史的構想力
著者等紹介
戸部良一[トベリョウイチ]
1948年生まれ、京都大学大学院博士課程修了、防衛大学校教授、国際日本文化研究センター教授を経て、帝京大学教授
寺本義也[テラモトヨシヤ]
1942年生まれ、早稲田大学大学院博士課程修了、筑波大学教授、早稲田大学教授、経営研究所所長などを経て、ハリウッド大学院教授、メイウシヤマ総合研究所所長
野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
1936年生まれ、カリフォルニア大学(バークレイ)経営大学院卒業、Ph.D.、現在、一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kiyoshi Utsugi
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大転換期である1980年代に活躍した6人の国のリーダーを取り上げています。 ①サッチャー(イギリス) ②レーガン(アメリカ) ③中曽根康弘(日本) ④コール(西ドイツ) ⑤ゴルバチョフ(ソ連) ⑥鄧小平(中国) 今では全員既に亡くなられています。時代を感じますね。 6人の執筆者が、それぞれ一人の人物を担当するという形を取っています。この内、野中郁次郎氏が担当しているのは鄧小平でした。今までニュースで知ったことぐらいしか知らなかったのですが、白猫黒猫論などなるほどなと思いました。😀2023/01/31
kentake
0
1980年代に世界を動かした6人の政治家を対象に、それぞれの政治家が如何に考え行動したか、その結果世界がどのように変化してきたか等について、著者の憶測を交えながら記述されている。未だ歴史とは言えない時代の事象を対象にしており、興味深い。 また、取り上げられた政治家がほぼ同時代に生きた人物であることから、全体を読むと、20世紀後半の現代史の全体像が理解できたような気になれる。2015/04/15
harmony1116
0
高野って見ると80年代は、激動期で世界中にBIG NAMEがいたのですね。その時代に、もっとしっかり世界政治に関心を持ち、時代の雰囲気をしっかり感じ取っておければと後悔します。2014/12/31
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