内容説明
「強すぎる国会」が日本を衰退させる。権限が弱く多忙すぎる首相、予定が立たない国会審議、予算を議論しない予算委員会―。たとえ「ねじれ」が解消しても、日本の統治システムは最弱なままだ!世界の常識からかけ離れてしまった日本政治の再生策を提示する。東大・学習院で話題の講義を書籍化。
目次
序章 土俵崩壊
第1章 日本政治の何がおかしいのか―ガラパゴス化した議院内閣制
第2章 二度目の政権交代
第3章 ガラパゴス化する国会―日本の常識・世界の非常職1
第4章 ガラパゴス化する内閣と政党―日本の常識・世界の非常識2
第5章 日本政治の全体像
終章 どうやれば日本政治を立て直せるか―ガラパゴス政治からの脱却に向けて
著者等紹介
野中尚人[ノナカナオト]
学習院大学法学部教授。1958年生まれ、93年東京大学大学院総合文化研究科国際関係論専攻博士課程修了、静岡県立大学国際関係学部助手などを経て、現職。その間、87~89年にパリ第1大学へ留学、99~01年にはオックスフォード大学で在外研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
14
決断力と実効力。リーダーシップと資質。問うのは簡単なれど、土壌は如何に・・・。歴史的背景、国民性など。知識・見分、あるいは仕組み・制度改革は、机上と実地でどうにでもなる。最後は胆力!一方で、国民1人1人の意識の変化も必須。それにしても予算委員会など最たる例だが、メリハリを効かせた結果重視の会議は、ビジネスでは初歩的な話。非効率・非生産的な環境によく耐えられるものだ・・・。蛇足だが、USとの比較が少ないのは著者のバックグランドの影響かな・・・。2013/07/13
ceskepivo
6
国会議員にしても、役人にしても、少なくとも初心は「日本や日本国民のために尽くしたい」という気持ちだったはず。目指すべきゴールが同じなのだから、もっと効率よくできないのかな。国会が法案の中身を審議せずに日程闘争したり、閣議が完全な仕組みになっていたり、期待されている役割を果たしていない。2014/08/12
takao
2
ふむ2023/02/04
templecity
1
現在の政治制度への問題点を指摘。閣議は形骸化している。内閣は国会にあまりに時間が取られすぎ。総理大臣(内閣)への権限を高める必要あり。 2013/09/06
異端女子
1
はぁ…2014/01/19
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