内容説明
「相場の神様」本間宗久―。ケイ線(株価チャート)の元になった酒田五法を編み出し、投資家のバイブル「宗久翁秘録」を残した天才相場師の数奇な生涯とは?相場の奥義はいかにして生まれたか、数々の資料を基に人間・本間宗久に迫る。
著者等紹介
西野武彦[ニシノタケヒコ]
1942年愛媛県生まれ。中央大学法学部卒業。経済ジャーナリスト・経済評論家として著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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バーベナ
2
よく言われる宗久さんの『ゾクゾクするような取引』や『酒田五法』を編み出すまでの過程などを、物語として読みたいなと思っていたのでちょっと期待外れ。ただ、相場をやる人なら格言集として役に立つのでは。2022/03/20
くらーく
1
罫線の事で本間宗久と言う方が居たことは知っていたけど。小説なので、どこまでノンフィクションが入っているのかは分かりませんが、かなり事実に近いとすれば。。。米相場ってインサイダー取引なんじゃないですか?米問屋を経営している人が米相場で儲けるなんて。まあ、損している人も米問屋の人なのでしょうけど。 小説としては、正直どうでしょうねえ。同じことをかなり薄めている感があります。小冊子で足りそう。本間光丘の人生の方が小説には相応しそうだ。2020/12/19
秋色の服(旧カットマン)
1
やや「小説」という題名に違和感があるものの、謎の多い人物について、理解を得るには必要な文献だと思う。なにせ江戸時代に日本には米の先物相場があったなんて、どんだけ世界にさきがけてるんだよ。現物の縛りの全くない先物って70年代のシカゴ市場から海外は始まる、としか辿れないのよ。マジかってぐらいに。宗久がケイ線発明したかは、異説があるけれども、秘伝と考えていたから資料が残ってない。だが、国会図書館のデジタル資料で確認すると、「陰線、陽線」の考え方があるから、エッセンスは掴んでいたはずと私は理解しましたよ。2017/04/06
Shozo Fujita
0
39 酒田の港に米を運ぶ船が整然と並ぶ様を見て米相場を一生の仕事にしようと決めた、ロウソク足を開発した世界的に有名な相場師。若くして大富豪になりながら空売りで失敗。一文無しになりまた復活する。中国の兵法を相場に取り入れた人でもある。 ★★★2015/09/21
HIRO
0
当時日本一の資産家・本間宗久も物語。江戸時代の絶対的権力者である将軍・徳川吉宗も唯一意のままに出来なかったのが米相場。その米相場に多大な影響力を及ぼしていたのが本間宗久。時には小藩にお金を貸したりと。 現代のビジネスにも役立つ本だと思います。2015/05/17
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