目次
プロローグ 1993年の夏
第1章 刷新(1993年7月31日~9月30日)
第2章 疾走(1993年10月1日~11月30日)
第3章 決断(1993年12月1日~12月31日)
第4章 虚心(1994年1月1日~1月31日)
第5章 亀裂(1994年2月1日~2月28日)
第6章 崩壊(1994年3月1日~4月28日)
インタビュー
著者等紹介
細川護煕[ホソカワモリヒロ]
1938年生まれ。上智大学法学部卒。新聞記者を経て、1983年、熊本県知事。1992年5月、日本新党を旗揚げし代表就任。1993年7月の衆院選で初当選。1993年8月~1994年4月、第79代内閣総理大臣。1998年5月、衆議院議員辞職。現在は菜園をやりながら、やきものや書、油絵などを楽しむ
伊集院敦[イジュウインアツシ]
1985年、早稲田大学卒、日本経済新聞社入社。ソウル支局長、政治部次長、中国総局長などを経て、現在、アジア部編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
25
何かといえば、ロマン・ロランは、トインビーは、ド・ゴールは、と想起された警句が出てくるのが特徴。極めて達観しているように見え、また、発作的に感情に走るようにも見え、不思議である。結局は、「まとめる力」。それに尽きる。 2024/02/26
takao
3
ふむ2023/12/10
YusukeM
2
今回の都知事選をきっかけに改めて細川氏に興味が涌き、手に取ってみた。分厚い本だが、読みやすく面白い。淡々とした日記と、数々の第三者からの証言で構成されており、飽きる事無く最後まで読めた。 彼は政治的な思惑、策略で動いていたというよりは、大局的な観点で、感覚的に動いていたように読み取れる。やはりそこは芸術家肌なのかなと。2014/01/25
take
2
このような優れた本を読むと、公人はその在任時に日記をつけ、いずれは公開することが後世への義務だと思えてくる。2011/01/02
Masayuki Shimura
1
【リーダーたる者は常に「退」ということを腹中においておかなければならないとずっと思ってきました】(文中より引用)・・・・・細川護熙という、あまりに清廉潔白な哲人宰相の求心力が、当時の「濁った」政治情勢の中で次第に衰えていく様子が感じられる作品でした。一次的な歴史的資料としても一級品ですので、現代日本政治に関心のある人にはぜひオススメしたい一冊です。2020/08/31