内容説明
現在の文楽を代表する稀代の名大夫が美しい大阪弁でつづった、ぬくもりと情のある自伝エッセイ集。ファン垂涎の芸談も満載。浄瑠璃節の元祖、三百年ぶりの復曲!近松門左衛門作「源氏十二段」床本収録。
目次
第1部 私の履歴書(文楽の子;年食うた新弟子;芸を磨く;舞台あっての芸人)
第2部 異色対談 文楽と上方と伝統芸能(文楽は娯楽でっしゃろ。気楽に楽しんでもらわんと―桂米朝と語る上方落語と文楽;節に音あり、言葉に音あり―茂山千之丞と語る狂言と文楽;私は関西弁が標準語やと思うてます―片岡仁左衛門と語る上方歌舞伎と文楽;浄瑠璃浄土は清らかな場所―薬師寺長老・松久保秀胤と語る仏教と文楽;芸に百点満点はおまへん―中村吉右衛門と語る歌舞伎と文楽)
第3部 浄瑠璃姫物語(浄瑠璃姫と良きご縁ができました;「源氏十二段」の復曲に寄せて;近松門左衛門・作「源氏十二段」床本)
著者等紹介
竹本住大夫[タケモトスミタユウ]
大正13年(1924年)大阪市生まれ。本名は岸本欣一、父は人間国宝の六世竹本住大夫。昭和19年、大阪専門学校(現近畿大学)卒業。21年、二代目豊竹古靭大夫師(後の豊竹山城少掾)に入門、豊竹古住大夫を名乗り、四ツ橋文楽座にて「勧進帳」の番卒で初舞台。23年、文楽が二派に分裂、組合派(後の三和会)に属する。30年、文楽が国の重要無形文化財総合指定に認定される。35年、道頓堀文楽座での因会・三和会合同公演で九世竹本文字大夫襲名。56年、切り場語りになる。60年、国立文楽劇場で七世竹本住大夫を襲名。平成元年、人間国宝。6年、勲四等旭日小綬章。10年日本芸術院賞と恩賜賞を受賞。14年、日本芸術院会員。17年、文化功労者。その他、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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