アメリカに犬はいない―ハイブリッド人間の日米観

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532166595
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

異国の全てをそのまま受け容れよ!
そこにいるのはドッグだ! 日本語を訳すから見えなくなる「素顔」を脳外科の世界的権威が綴る「自由の国」米国のカルテ。あの国が理解でき、日本のよさ・悪さも見えてくる、おもしろくてためになる体験的エッセイ。

内容説明

異国の全てをそのまま受け容れよ!脳神経医学の権威が40年間の米国生活で理解した“たったひとつの真理”とは。

目次

1 私のアイデンティティー
2 後天性ハイブリッド人間の発生
3 祖国を彷徨う異邦人
4 アメリカってどんな国?
5 アメリカ人ってどんな人?
6 ときどき理屈に合わないその言葉
7 うまいものは「美味い」
8 アメリカに犬はいない
9 医療の底辺を持ち上げよう

著者等紹介

武井義雄[タケイヨシオ]
1937年生まれ。1964年、東北大学医学部卒。1968年、渡米。1970年、エール大学医学部神経病理学講師就任(翌年、助教授)。1973年、請われてエモリー大学に神経病理学部を新設、初代部長・主任教授就任。1990年、エモリー大学ウッドルフ・ヘルス・サイエンス・センター国際部長就任。以降、9年間にわたり「日米保健医療シンポジウム」を主催。1997年、医療関係の企業向けコンサルティング等を行う、インターナショナル・メディカル・アドヴァイザー社を創設。2006年、すべての医療関係業務から引退、執筆活動に専念する。マイク・マンスフィールド賞受賞(1988年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ume-2

5
書名に釣られて手に取るも、目から鱗の連続で読了も早い。書名の意味は読んでのお楽しみ。著者は日米に籍をおく医師であるが、氏の現在に至るにはそれこそ血の滲む努力が窺える。日本という「民族」の意識では、USAという「国家」を理解し得ないという説明、特に医師免許も発行するState(州)の強大な権限の件は愕き。自分も文中の日本の政治家と同じく、「ジョージア州なんて日本の和歌山県」といった狭隘で偏った認識しか無かった。その他「翻訳せずに英語で考える」経験や、専門分野である日米医学生の相違など、この人しか著せない本。2015/10/06

yearning for peace

0
作者のハイブリッド人の定義は「アメリカ人に日本という国と日本人を理解してもらうこと、また、日本人、とくにアメリカに住んで仕事をしている人たちに、アメリカという国とアメリカ人をもっと深く理解してもらうこと、この二つを常に念頭に置いて日々行動する人」である。タイトルに惹かれて読んだ本書だが、何点か有意義な箇所がありました。2008/07/18

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