岩波現代文庫<br> フェミニズム

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岩波現代文庫
フェミニズム

  • 竹村 和子【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 234p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006004781
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0110

出版社内容情報

フェミニズムとは、女の解放を意図しながら、「女」と位置付けられている者以外にフェミニズムを開いていくこと──最良の入門書であるとともに、男/女のカテゴリーを徹底的に解析する本書は、性差の虚構性を暴き、この身体から未来を展望する可能性を示す。齋藤純一氏との『思想』対談を付して文庫化。(解説=岡野八代)

内容説明

「フェミニズムは、「女」に位置づけられている者が、女に対してなされる暴力を言挙げしつつ、それによって「女」という名前を、ジェンダーにおいても、セクシュアリティにおいても、セックスにおいても返上しようとしてきた軌跡である」。最良の入門書であり、男/女のカテゴリーを徹底的に解析する本書は、性差の虚構性を暴き出し、この身体から未来を展望する可能性を示す。齋藤純一氏との『思想』対談を付して文庫化。

目次

1 どこから来て、そしてどこまで来たのか(前=啓蒙主義の時代;錯綜性と矛盾の胚胎;初期の女性運動―セネカ・フォールズ大会の場合 ほか)
2 どこへ行くのか(身体;慣習;グローバル化)
3 基本文献案内
対談 親密圏と公共圏の“あいだ”―孤独と正義をめぐって(齋藤純一/竹村和子)

著者等紹介

竹村和子[タケムラカズコ]
1954‐2011年。元お茶の水女子大学大学院教授。お茶の水女子大学大学院修士課程修了、筑波大学大学院博士課程退学。博士(人文科学)。専門は英語圏文学、批評理論、フェミニズム/セクシュアリティ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

venturingbeyond

31
本文は再読(思考のフロンティアは、全巻実家の書棚に並んでます)ですが、ほぼ四半世紀前の刊行になるんですね。竹村・齋藤対談も『思想』の当該号で読んだ記憶はあるのですが、本書で読み返してようやく大筋を思い出した次第。本書は、文庫化に当たっての編集の妙が、読む価値を高めています。フェミニズムの内包するインターセクショナリティやポリフォニー性を、首尾一貫性の欠如や矛盾としてではなく、言説の権力性やその理論的射程の限界に対する批判的視点の内包、論争に開かれた姿勢としてその価値を説く竹村先生の主張に納得の一冊。2024/08/06

ゆう

12
I部はまだしもII部は難解で、ひと段落を2回ずつ読んでわかった気になっているが、理解するには何度も再読しなければいけない本だろう。まずは著者の著作から他の参考文献へ読み進めて理解を深めたい。願わくば、誰もが差別されず尊重されるよう、会社での賃労働のみを評価して家庭内労働を当然とすることのないように、みんな違ってみんないいユートピアが実現しますように。2024/09/22

かめすけ

4
待望の思考のフロンティア文庫化₍ほかのシリーズも文庫化してほしい)。竹村の著書やバトラーの入門書としても使える。「女の解放」をフェミニズムという枠組みを使いながら行うと同時に、その枠組みをも解体し外へ開くこと。それは性差別の基盤である強制異性愛主義=〔ヘテロ〕セクシズムをも解体することと同義である。セックス₍原因)→ジェンダー₍結果)ではなく、実際はその反対で、ジェンダーという枠組みが存在しているゆえに「男女の外性器(=セックス)の違い」という虚構が繰り返し構築される₍バトラーの行為遂行性)。2024/06/28

バーニング

2
2000年に「思考のフロンティア」シリーズとして刊行された一冊。先行して『思想に』発表されていた論文をまとめた『愛について』を先に読み(文庫化もこちらのほうが先)、その流れで読んだので重複する箇所が多い。よりコンパクトに竹村和子の理解と主張を読むなら本書を、より詳しく知りたいなら『愛について』を読むのがおそらく正しい使い方と言ったところか。2025年に本書を読む意味は多く、昨今のトランスジェンダーやインターセクショナリティに関する議論にも深みを与えてくれるし、今後も繰り返し参照されるべき古典的一冊である。2025/01/11

URYY

2
2000年「思想のフロンティア」の岩波現代文庫化。あらためて植民地の「女」の「自己であることの不可能性」について、複数に引かれた境界線を整理しながら述べているくだりは圧倒的だ。2024/08/06

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