出版社内容情報
フェミニズムとは、女の解放を意図しながら、「女」と位置付けられている者以外にフェミニズムを開いていくこと──最良の入門書であるとともに、男/女のカテゴリーを徹底的に解析する本書は、性差の虚構性を暴き、この身体から未来を展望する可能性を示す。齋藤純一氏との『思想』対談を付して文庫化。(解説=岡野八代)
内容説明
「フェミニズムは、「女」に位置づけられている者が、女に対してなされる暴力を言挙げしつつ、それによって「女」という名前を、ジェンダーにおいても、セクシュアリティにおいても、セックスにおいても返上しようとしてきた軌跡である」。最良の入門書であり、男/女のカテゴリーを徹底的に解析する本書は、性差の虚構性を暴き出し、この身体から未来を展望する可能性を示す。齋藤純一氏との『思想』対談を付して文庫化。
目次
1 どこから来て、そしてどこまで来たのか(前=啓蒙主義の時代;錯綜性と矛盾の胚胎;初期の女性運動―セネカ・フォールズ大会の場合 ほか)
2 どこへ行くのか(身体;慣習;グローバル化)
3 基本文献案内
対談 親密圏と公共圏の“あいだ”―孤独と正義をめぐって(齋藤純一/竹村和子)
著者等紹介
竹村和子[タケムラカズコ]
1954‐2011年。元お茶の水女子大学大学院教授。お茶の水女子大学大学院修士課程修了、筑波大学大学院博士課程退学。博士(人文科学)。専門は英語圏文学、批評理論、フェミニズム/セクシュアリティ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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