内容説明
リヤカーを引いて世界を歩き続ける51歳。地球2周目のスタートは“地上で最も乾燥した大地”「死への道」から標高5000メートルのアンデス山脈へ―。
目次
第1章 新しい旅を求めて(アンデスの向こうにある広大な砂漠;私の旅の大原則 ほか)
第2章 出発の準備(植村直己賞受賞後の生活;父と母のこと ほか)
第3章 世界でいちばん乾燥した大地―アタカマ砂漠横断(アントファガスタ;塩柱を砕くハンマー ほか)
第4章 未体験の高地に挑む―アンデス山脈越え(サンペドロ・デ・アタカマ;ミイラの「ミス・チリ」 ほか)
著者等紹介
永瀬忠志[ナガセタダシ]
1956年島根県生まれ。19歳の時にリヤカーを引いて徒歩で日本縦断を達成して以来、世界各地を歩き続ける。踏破した総距離は地球一周(赤道距離)を越え、4万4千キロに到達した。2005年、第10回植村直己冒険賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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taa
2
どなたかの旅本で『リヤカーを引いて世界(砂漠だっけ?)を旅をしている日本人がいた』と読んだ記憶がありますが、この方ですね。TVでも見た気がします。どう考えても『無謀!!』としか思えない事もとても綿密な準備をしたら可能になるんだ、と実感できる本です。特に持ち物リストがすごい。アイテムを厳選してそれぞれの個数を考え抜いて…。自分もこんな旅をしたいけど男じゃないから…と考えてしまいますが、星野道夫さんの言葉だったかと思いますが「踏み出すことが大切」ですね。2010/09/24
ゴロチビ
1
前作を読んで、準備するものとか、もっと苦労の中味を知りたいのに淡々とし過ぎ!と思ったが、この本はその辺りは多少詳しく書いてあり、良かったと思う。身も心もタフなんだろうな。その割には高山病で人並みに苦しんだりしてるけど。用意周到かと思うといい加減な所もあり、よく今まで命を落とさなかったと思う。こういう冒険家って結局自分のやりたいことをやってるだけで、人に何らかの影響を与えることはあるかもしれないが人の役に立つことをしてる訳でもないし、本人もそのつもりだろうし、やっぱり留守を守っている奥さんが一番偉いと思う。2018/01/22
MORITA
1
クレイジージャーニーに永瀬さんが出演されていたのをきっかけに。淡々とした語り口ながら、ページを繰る手が止められない。経験したことを本人が語っているから引き込まれるんだろうな。2017/04/02
かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO
1
クレイジジャーニーというテレビ番組で、この筆者を知っていたことと、今月末から南米に行くことが相まって借りることにした。 正直、テレビで紹介されている番組を見た方が、とてつもないことに挑戦しているということが分かる。本だと少し伝わりにくいかな。2017/01/23
kinaba
1
面白かった。リヤカー引いて千里の道を行くというの、とても常人にはできると思えないんだけど、読む限りその困難は何か画期的な解決をされるでもなく、ただ一日一日やりつづけている、それが著者さん本人の実感でもあるのだろうなあというのが伝わる。2015/05/18