茶わん眼鏡で見た、京の二十四節気

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532166007
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

夫婦で都の「奥」を覗くと…。町家暮らしの麻生さんが、ふと出会ったお茶の道。季節、歳事、花、歴史、もてなしの心、和菓子、懐石、建築、伝統工芸…和の生活文化が凝縮された稽古を重ねると、まなざしが観光から探訪に変わり、京の景色が透きとおる。

目次

立春―節分に吉田神社で鬼を見た
雨水―山紫水明、鴨の流れと手をつなぎ
啓蟄―東風吹かば土も目覚め梅花祭
春分―彼岸前、嵯峨の釈迦堂お松明
清明―花篝、桜の下で春酔わん
穀雨―藤の花のような雨、香りを聞いた東福寺
立夏―夏が立ち風匂うわが家の茶室
小満・芒種―音のしずく心の調べは実相院
夏至―昼長し茶わん坂で土を見る
小暑―祇園祭で陰翳礼讃に出会う
大暑―懐石と茶懐石と懐石料理と
立秋・処暑―六道の辻に迎鐘、送り火に秋は来ぬ
白露―鱗雲、井戸のつるべに風の露
秋分―彼岸花、清水寺の水をいただきに
寒露―観月茶会、犬と尺八、瑞峯院
霜降―日々の家事、水屋仕事
立冬―はじめての亭主、母の傘寿の茶会
小雪―鷹峯、紅葉、光悦、常照寺
大雪―錦市場、夫婦で料理の稽古に通う
冬至―太陽が縮みて柚子風呂に入る
小寒・大寒―初釜で学ぶ和の菓子和の心

著者等紹介

麻生圭子[アソウケイコ]
1957年大分県日田市生まれ、東京育ち。作詞家を経て、現在はエッセイスト。96年再婚後、京都に移り、99年より町家暮らし。趣味は茶の湯。現在は、茶室のある離れで季節を綴り、日々京都の暮らしを愉しむ毎日。京都観光歴12年。作詞家時代のヒット曲に、吉川晃司「ユー・ガッタ・チャンス」、小泉今日子「100%男女交際」、中森明菜「Blonde」、浅香唯「セシル」、徳永英明「最後の言い訳」、小比類巻かほる「Hold On Me」、椎名恵「Love is all」など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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百花

3
京都に移り住み、二軒目の町家住まい。そこには茶室があった。五十歳を前に、表千家の茶道を習い始めた著者が、茶の道から眺めた二十四節気のあれこれを語る。実に興味深い。が、そこは著名人ならではの、一読者から見ると羨望を感じる出来事ばかり。傘寿を迎える母を正客に迎えての茶事など、それはもう、長く茶道を嗜む私にはため息ものだった。まあ、羨んでいても仕方がない。これをバネに、私もますますの精進を目指すとしよう。2019/07/01

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