核テロ―今ここにある恐怖のシナリオ

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532165581
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C3031

内容説明

世界を震撼させた9・11同時テロの後、人類はさらに恐るべき脅威に直面することとなった。核を使用したテロ攻撃―「核テロ」である。もし白昼のニューヨーク市内で核爆発が起これば、一瞬にして50万人以上の命が奪われ、火災と死の灰によって、さらに数十万人が死亡すると推定されている。この「究極の大惨事」は、どうすれば未然に防ぐことができるのか?本書は、アメリカを代表する識者であり、早くから核テロ問題に取り組んできた斯界の第一人者が、アルカイダやJI、チェチェン・ゲリラなど、核テロを実行する可能性のある各組織の作戦遂行能力や戦略・特徴を分析しつつ、彼らがどこで、どのような核兵器や核物質を入手し、それをどのような形で使おうと計画しているかを検証する。そのうえで、テロリストに核を使用させないために各国政府が採るべき方策を提言する。外交・安全保障上の最重要トピックをとりあげた貴重な書。

目次

第1部 核テロ攻撃は避けられないものなのか?(誰が核テロ攻撃を計画しようとしているのか;テロリストはどのような核兵器を使用するのか;テロリストはどこから核爆弾を入手しうるか;テロリストはいつ最初の核攻撃をしかけるのか;テロリストはどうやって核兵器を標的に運ぶのか)
第2部 核テロ攻撃はどうすれば防げるのか?(9・11のプリズムを通して;われわれがいるべき場所―三つのノーの世界;こちらからあちらへ―「七つのイエス」の道程)

著者等紹介

アリソン,グレアム[アリソン,グレアム][Allison,Graham]
米国を代表する知識人の一人であり、核戦略、核テロリズム問題の権威。ハーバード大学ジョン・F・ケネディ行政大学院の初代院長。現在は同大学ベルファー科学・国際問題研究センター所長であり、ダグラス・ディロン記念講座教授も務める。政策決定論の草分けとなった名著『決定の本質』の著者としても知られる。第一期クリントン政権では政策担当国防次官補として、対ロシア(旧ソビエト)政策を担当した。マサチューセッツ州ベルモント在住

秋山信将[アキヤマノブマサ]
1967年生まれ。一橋大学法学部卒業、コーネル大学公共政策研究所行政学修士課程修了。広島市立大学広島平和研究所講師などを経て日本国際問題研究所軍縮・不拡散促進センターの研究員に。現在は同主任研究員を務める(軍備管理・軍縮、紛争予防、平和構築)。麗澤大学、九州大学などで非常勤講師を務める

戸崎洋史[トサキヒロフミ]
1971年生まれ。大阪大学法学部卒業、大阪大学大学院国際公共政策研究科中途退学。博士(国際公共政策)。日本国際問題研究所軍縮・不拡散促進センター研究員補を経て、2000年より同センター研究員

堀部純子[ホリベジュンコ]
1972年生まれ。名古屋外国語大学大学院およびモントレー国際大学大学院にて修士号取得。モントレー国際問題研究所不拡散センター研究助手などを経て、2003年より日本国際問題研究所軍縮・不拡散促進センター研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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