新・世界戦争論―アメリカは、なぜ戦うのか

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  • サイズ B6判/ページ数 421p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784532165499
  • NDC分類 319.53
  • Cコード C3031

内容説明

すべての大戦争の起源は、その前に起きた大戦争のなかにある。第二次世界大戦は冷戦をもたらし、冷戦中のソ連によるアフガニスタン侵攻がアルカイダを生み落とした。そしてアルカイダは、強大なイスラム教国家の建設という悲願を達成するためにキリスト教の最強国家・アメリカを攻撃し、「対テロ戦争」という罠に引きずり込んだ。いまや世界は「アメリカとその敵」という二大陣営に分かれて、これまでとは異なる様相の世界戦争を繰り広げている―。「影のCIA」と呼ばれ、世界の主要企業はもとよりアメリカ政府・軍にまで独自の情報分析を提供しているNo.1アナリストが、地政学の手法を駆使して敵対する両陣営、とくにアメリカの驚くべき国家戦略の全貌を明らかにする。一般のメディアでは絶対に知り得ない洞察と知識に満ち、米名門投資雑誌が「最高の1冊」に選んだ話題作。

目次

第四次世界大戦の起源
アルカイダの戦略と、その行動原則
アメリカの世界戦略の推移
情報活動の失敗を解剖する
アメリカ式の戦争
九・一一の軍事的分析
本土防衛の問題点
反撃への準備
アフガニスタン戦争
トラ・ボラと核の悪夢
鍵を握る国々―サウジアラビア、イラン、イラク
イラク戦争
大逆転

著者等紹介

フリードマン,ジョージ[フリードマン,ジョージ][Friedman,George]
1949年ハンガリー、ブダペスト生まれ。ニューヨーク市立大学卒業後、コーネル大学で博士号取得(政治学)。チュレーン大学教授、ルイジアナ州立大学地政学研究センター所長などを経て1996年、軍事・情報シンクタンク「ストラトフォー」を設立。全米の大企業やヘッジファンドのマネジャー、さらにはアメリカ政府や軍にまで、地政学的手法を取り入れた独自の分析を提供するビジネスを展開している。その分析の精確さには定評があり、「影のCIA」の異名を持つ

徳川家広[トクガワイエヒロ]
1965年東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、ミシガン大学で経済学修士号取得。国際連合食糧農業機関(FAO)のローマ本部、ベトナム(ハノイ)支部で勤務。その後、コロンビア大学で政治学修士号を取得。2001年に帰国し、翻訳家として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Norrick

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アフガン・イラク戦争について非常にわかりやすく解説している。「アメリカは、アルカイダの組織を攻撃するだけではなく、支援しているパキスタンやサウジに圧力をかけた」という解説はなるほどと思わせるものだった。本書が書かれたのは2004年であるが「アルカイダの目的はアメリカを屈服させることではなく、イスラム国家の民衆を立ち上がらせ国家を転覆させることであった」という記述はアラブの春を予感させるもので、今現在起こっていることを予測したのであろうか。2012/12/20

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