出版社内容情報
サッカーはこんなにも愉しいものか。ワールドカップ、日本代表、Jリーグなど、さまざまな話題について、ユニークな視点と冷徹な分析で思いのままに語る。読めばサッカーの見方が変わる、まったく新しいコラム集。
内容説明
サッカーは、すべての人を「子供」にもどす神がくれた最高のオモチャ。ワールドカップ、Jリーグ、そして日本代表…。スリリングな「発見」に満ちた、ファン必読の「サッカー賛歌」。
目次
1 ワールドカップは魅了する(フランスの優勝と、その先にある混沌;演劇風アズーリ鑑賞術;イタリア―マゾヒストの禁欲 ほか)
2 Jリーグを考えよう(鹿島を支えるもの―ジーコの父性;ボランチとマリーシア;Jリーグができる前 ほか)
3 日本代表(日本代表への祈り―ドーハの前に考えていたこと;どこから変わり始めたか;ある、岡田ジャパンへの視線 ほか)
4 サッカーの楽しみ(「フェアプレー、プリーズ」;システムの不思議;ツートップの呼吸―サモラノとサラスの兄弟仁義 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フレフレ
7
著者の武智幸徳さんは日本経済新聞のポジションで、他の記者とはすこし違う視点・切り口から、1999年当時の日本サッカーの置かれていた地点を記されています。開幕章はそこからすこし前の90年大会に始まり、まだまだ世界のサッカーから沢山のことを学ばなければならない立場にあった、日本サッカー黎明期のもがき、苦しみ、そしてかすかな希望を、すべて答えがわかった四半世紀先の未来のいま読むと、古めかしいんですが、確かな進歩を感じて妙に嬉しくもなりました。2024/06/21
黑猫
0
2001年5月28日読了2001/05/28
samandabadra
0
BROUGHAMさんにサッカー観戦の帰り勧められて購入 非常に面白かった。 サッカーの楽しみ方にはこのようなものがあるというのを 教えられた気がする。 システムなんかどーでもいいじゃんというお話は賛成。 日本代表はジーコ監督時のような 流動性(?)が感じられるサッカーは まだ、確立できていないのだけどなあ。 2009/04/12