ネットワーク資本主義―アメリカ「強さ」の研究

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532148829
  • NDC分類 332.53
  • Cコード C0033

出版社内容情報

IT革命を原動力に、史上最長の景気拡大を続けるアメリカ経済。なぜアメリカは成功したのか? ITをはじめ、繁栄を導いた経済・社会要因を検証。米国の経験に学んだ「日本型ニューエコノミー」への道筋も示す。



目 次

 序章 アメリカ経済の強さと日本への教訓

   1 アメリカ経済----衰退から再生へ
   2 アメリカ経済長期拡大の秘密
   3 日本経済再生への教訓



第1部 ネットワーク資本主義の衝撃

 第1章 爆発的に拡大するアメリカのネットワーク

   1 スピードは神、鈍速は悪魔----世界の中心、シリコンバレー
   2 カギは通信政策と政治リーダーシップ
   3 ネットパワー----ビジネスと市民ネット
   4 インド----シリコン高原・バンガロール
   5 イスラエル----豊富な独自技術

 第2章 ネットワーク資本主義の落とし穴

   1 アメリカ独り勝ちの危うさ
   2 新たな「石油危機」
   3 ウォール街=財務省連合
   4 華人ネット対ヘッジファンド
   5 二重基準のアメリカ外交ネットワーク

 第3章 アメリカの対日政策

   1 それはサーカス事件からはじまった
   2 対日不信が生んだ「ジャパン・ペーパー」
   3 日米包括経済協議の不毛

 第4章 周回遅れの日本

   1 日本を無視するアメリカ
   2 日米関係の混迷は続く----アメリカの中国シフト
   3 日本の生産ネットワーク
   4 先行するアジアのネット
   5 日本型ネットの道
     提言 IT時代も市場の不合理を肝に銘じて



第2部 アメリカ経済の「実力」検証

 第5章 アメリカの経営手法の検証

   1 ゲームのルールが変わった
   2 スピード経営
   3 オープンシステム
   4 革新性
   5 日本はどうする

 第6章 アメリカ・ベンチャー企業のダイナミズム

   1 ベンチャーがネット革命の旗手
   2 アメリカでベンチャー企業が成功する理由
   3 日本のベンチャー輩出の条件は何か

 第7章 IT活用の進展度----日米比較

   1 インターネット進化論(BtoBのビジネス・モデル)
   2 仲介型ネット取引のインパクト
   3 アメリカに見る仲介型ネット取引の現状と日本の動き
   提言 豊富な経営資源を持つ大企業の組織変革がカギ

 第8章 アメリカ経済の強さの背景

   1 マクロ経済面から見たアメリカ経済の強さ
   2 良好な経済パフォーマンスの基本的背景
   3 IT革命と労働生産性上昇
   4 IT革命と労働市場
   提言 マクロ経済面から見た日本経済への指針

 第9章 アメリカ経済の懸念材料

   1 経常赤字の拡大とインフレ圧力の高まり
   2 民間債務の増大
   3 株価の見通し
   4 リスクは顕在化するか

 第10章 ヨーロッパの挑戦と欧米対立

   1 グローバリゼーションとヨーロッパの異議申し立て
   2 安全保障でもすれ違い
   3 EU統合と基軸通貨ドルに対するユーロの挑戦

内容説明

アメリカの強さはどこまで本物か?IT革命を原動力に、世界を覆うネットワークを作り上げたアメリカ。マクロ経済・企業の分析と現地取材をもとに、その実力を綿密に検証。

目次

第1部 ネットワーク資本主義の衝撃(爆発的に拡大するアメリカのネットワーク;ネットワーク資本主義の落とし穴;アメリカの対日政策;周回遅れの日本)
第2部 アメリカ経済の「実力」検証(アメリカの経営手法の検証;アメリカ・ベンチャー企業のダイナミズム;IT活用の進展度―日米比較;アメリカ経済の強さの背景;アメリカ経済の懸念材料;ヨーロッパの挑戦と米欧対立)

著者等紹介

田村秀男[タムラヒデオ]
1946年生まれ。70年早稲田大学政治経済学部卒業、日本経済新聞社入社。ワシントン特派員、米アジア財団客員研究員、96年香港支局長などを経て99年3月から日本経済新聞社編集局編集委員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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