出版社内容情報
経営資源をいかに配分し、その成果と責任の所在を明らかにするか――資本関係の構築こそグループ経営の基本だ。株式交換、会社分割など新しい手法を活用した実践ノウハウを、米国の事例を豊富に盛り込み解説する。
目次
目 次
第1章 現代ビジネスの潮流~破壊的イノベーションと経営構造革命~
1 固有の価値がマイナスの優良企業
2 上場子会社を吸収したソニー
3 合併・提携からM&A、事業分離による再編へ
4 経営構造革命を迫る2つの力
5 不可知の時代における経営構造革命の姿
6 コーポレート・ガバナンスの変貌と経営の革新
7 企業価値をどう考えるべきか
8 現代経営のキーワード「組織再編」
第2章 企業グループの事業再構築手法としての株式交換、トラッキングストック、
子会社公開、会社分割~アメリカの経験と日本への示唆~
1 歴史と概観
2 グループへの「足し算」としてのM&A戦略---合併と株式交換
3 グループ経営におけるD戦略
4 会社分割(スピンオフ)---グループからの「引き算」:究極のD戦略
5 子会社公開(エクイティ・カーブアウト)---グループ経営における「引き算」の第一歩?
6 トラッキングストック---グループ内再編:「足し算」と「引き算」の狭間
7 「引き算」に関する考察---3つのD戦略の選択基準は何か
8 日本のグループ経営への示唆
第3章 日本における「株式交換・移転と会社分割」制度等を利用した
事業再構築の実務知識
1 激動する経営環境
2 組織再編手法としての株式交換・移転制度
3 会社分割制度とは何か
4 株式公開買付(TOB)
4 レバレッジド・バイアウト(LBO)
5 マネジメント・バイアウト(MBO)
6 TOB、LBO、MBOの成功条件
7 「懐の深い市場経済」を目指して
第4章 グループマネジメントへの展開
1 グループマネジメント時代の幕開け
2 グループ組織論
3 グループマネジメント戦略と事業再編
4 グループの管理
5 連結納税の概要とマネジメントへの影響
6 コーポレート・ガバナンスとグループマネジメント
7 おわりに
関連用語の索引
内容説明
スピンオフ、カーブアウトからトラッキングストックまで―21世紀に向けた制度改革はもはや“待ったなし”。アメリカの先進事例をもとに、多様化するグループ会社戦略実践のポイントを余すところなく紹介。法務・会計・税務など、実務上の留意点を詳細に解説する。
目次
第1章 現代ビジネスの潮流―破壊的イノベーションと経営構造革命(固有の価値がマイナスの優良企業;上場子会社を吸収したソニー;合併・提携からM&A、事業分離による再編へ ほか)
第2章 企業グループの事業再構築手法としての株式交換、トラッキングストック、子会社公開、会社分割―アメリカの経験と日本への示唆(歴史と概観;グループへの「足し算」としてのM&A戦略―合併と株式交換;グループ経営におけるD戦略 ほか)
第3章 日本における「株式交換・移転と会社分割」制度等を利用した事業再構築の実務知識(激動する経営環境;組織再編手法としての株式交換・移転制度;会社分割制度とは何か ほか)
第4章 グループマネジメントへの展開(グループマネジメント時代の幕開け;グループ組織論;グループマネジメント戦略と事業再編 ほか)
著者等紹介
安田荘助[ヤスダソウスケ]
1943年生まれ。1968年慶応義塾大学経済学部卒業。1979年公認会計士登録。公認会計士・税理士安田荘助事務所、東京赤坂監査法人代表社員などを経て、1999年東京北斗監査法人設立とともに理事長就任。現在、東京北斗監査法人理事長
松古樹美[マツコナミ]
1967年生まれ。1991年上智大学法学部卒業。野村総合研究所入社。1996年ニューヨーク大学およびジョージタウン大学にてロースクール法学修士号取得。1998年野村証券金融研究所に転籍。現在、野村証券資本市場部勤務。ニューヨーク州弁護士。日本証券アナリスト協会検定会員。著書に『株式交換・移転の法務と税務』(共著、ぎょうせい)『ストックオプション入門』(共著、経済法令研究会)ほか
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