出版社内容情報
何を「買ってはいけない」のか。マンションから金融商品まで、消費者問題がクローズアップ。顧客満足を唱える日本企業の実態を国際比較から批判的に分析。新たな消費者との関係を築くための情報ネット論を展開。
目 次
序章 漂流する日本の消費者
1章 日本の消費者を国際的にみる
マンションの耐震性に関する消費者情報/遅れる日本の消費者情報システム/経済学者も指摘する消費者情報の貧弱さ
2章 企業に縛られた日本型消費者
企業・消費者の社会的・文化的特異性/会社依存の生涯的生活課題/日本企業が育てた日本型消費者
3章 脱日本型消費者へのステップ――消費者情報ネットワークの確立へ
消費者と生産者の情報ギャップ/インターネットを使った消費者情報システム/日本の消費者情報システムの先進事例
4章 NPO論とこれまでの消費者運動の不幸
NPOの存在意義/日本の社会運動と消費者運動
5章 日本の金融システムと消費者問題
銀行という特別な業種/銀行の公共性と情報公開/消費者が起こす金融システム改革
6章 企業の二元的市場行動とフォワード消費者情報論
新しい市場像を探る/市場における同質化と異質化/フォワード消費者情報市場
7章 消費者重視の国際的経営モデル
急がれる消費者情報システムの整備/日本企業が目指す経営モデル
内容説明
欠陥住宅、遺伝子組み換え食品から危ない銀行・保険まで、「消費者の不安と不満」は高まるばかり。企業を信頼できる社会にするにはどうすればよいか。民間企業・NPO・公共機関の果たすべき役割、「新しい消費者重視の経営モデル」を提言。
目次
序章 漂流する日本の消費者
1章 日本の消費者を国際的にみる
2章 企業に縛られた日本型消費者
3章 脱日本型消費者へのステップ―消費者情報ネットワークの確立へ
4章 NPO論とこれまでの消費者運動の不幸
5章 日本の金融システムと消費者問題
6章 企業の二元的市場行動とフォワード消費者情報論
7章 消費者重視の国際的経営モデル