第三の道―効率と公正の新たな同盟

第三の道―効率と公正の新たな同盟

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532147716
  • NDC分類 309.4
  • Cコード C3031

出版社内容情報

競争原理で経済を活性化させた代償として所得格差が拡大、公的医療や教育が荒廃したイギリス。社会の安定を保ちつつ、グローバル競争を勝ち抜くにはどうすべきか。ブレア英政権が主張し、欧州政治の基本理念となった「第三の道」の実像を明らかにする。


■目次

はじめに

第一章 社会主義は過去の遺物か
社会主義の終焉/旧式の社会民主主義の限界/新自由主義の矛盾/二つの「主義」の比較/自由主義は万能か/
四つの"主義」の配置図/社会民主主義はどこへ行くのか

第二章 五つのジレンマ
グローバリゼーションの意味するもの/新しい個人主義とは何か/左派と右派の区別は意味を失ったのか/
政治家は将来設計を担い得るのか/環境配慮型の近代化/「第三の道」が目指すもの

第三章 国家と市民社会
民主主義の民主化/アクティブな市民社会をつくる/犯罪とコミュニティー/民主的家族

第四章 平等とは何か
「包合」と「排除」/ポジティブ・ウェルフェア社会/社会投資はどう行われるべきか

第五章 グローバル時代に向けて
コスモポリタン国家とは何か/多文化主義/コスモポリタン民主主義/ヨーロッパ連合の存在意義/
グローバルなガバナンス/安定、平等、繁栄が溶け合う世界

結び
訳者あとがき 「第三の道」はどこへ行く

索引

内容説明

グローバリズム、市場主義と、社会の安定は両立できる。冷戦以降の欧米政治の基本理念となった考え方を初めて包括的に明らかにする待望の書。ブレア英首相に多大な影響を与えた現代社会学の泰斗ギデンズが放つ、21世紀社会への指針。

目次

第1章 社会主義は過去の遺物か
第2章 五つのジレンマ
第3章 国家と市民社会
第4章 社会投資国家
第5章 グローバル時代に向けて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遠山太郎

3
新保守主義と旧式社民主義を越えるのが第三の道。グローバリゼーション・個人主義・左派右派・政治のあり方・環境問題の5つのジレンマについて、経済発展の原動力と帰結への監視・民主制度化された個人主義・生活の政治学社会的公正ー選択と保全中道左派へ・柔軟下位政治政府の再構成・リスクの引き受け活性。平等が自由を、自主性は広い社会的共同体で担保、万民平等に権利と責任を負い、参加による権威の再構築を求めよと回答。こう書くとカッコいいけどちょっと単調さや文脈のわかりづらさも・・ (たぶん旧左翼に向けてる?2011/10/29

Saiid al-Halawi

2
ヨーロッパ型の社会民主主義はこの先どう振舞えば生き残れるのか、というのを提示した1冊。「往年の[強い国家]は、戦争への備えの万全な国家であった。現在、強い国家とは、国家主権を抑制する用意のある国家を意味する。」(p.215)2012/07/23

ken

2
現在の資本主義の反動からリベラルな路線が主流になっている今でこそ再読すべき一冊。効率と公正のトレードオフは常に付きまとうアポリアなんでしょうが、そのあたりをうまく止揚した(といわれている)発想がギデンズの提唱し、ブレア、クリントンの経済政策の理論的根拠となった「第三の道」ということになります。効果があったかは疑問符が歌れているかもしれませんが、左右二元論的な発想から新しい解決策を模索しようとした姿勢は少なくとも倣われるべきものだと思います2010/01/29

Ryosukem90

1
左派と右派の歴史的な展開とそれぞれの主張をたどりつつ、新しい左派の立場(第三の道)を取ることを提示した本。イギリス・ブレア首相の「ニューレイバー」の理論的後ろ盾となった。 新左派としての主張だけでなく、時代の変化に合わせて主張を進化させる考え方にも賛同せざるを得ない。ひるがえって、日本の左派にそのような思想的進化が見られないことは非常に残念。 両派の思想的展開を整理するにあたっては、ジョナサン・ハイとの道徳心理学が新たな視座を与えるのでは。2016/08/27

ftoku

1
民主主義の民主化、社会投資国家、社会的包摂、予防原則2009/04/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9471

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。