出版社内容情報
政官財民あらゆるレベルで固定的な「所有」の仕組みが崩れ、流動的でしなやかな「利用」の仕組みへの変化が始まった。個人の生き方から企業経営まで、この潮流への転換がパワーを生む。刺激に富む日本再生論!
内容説明
「輝かしき十年」への出発。個人も企業もひたすら量を求め、何もかも抱え込む「所有」の時代は終わった。今こそ独立自尊の精神で、質と効率を高める「利用」の時代へと舵を切る時。「失われた十年」から真の再生への大逆転を展望する。
目次
第1章 「失われた十年」を超えて
第2章 終わりからの出発
第3章 土地本位制からの脱却
第4章 経営格差の時代
第5章 成長企業の新戦略
第6章 「利用」の時代のニュービジネス
第7章 新たな夜明けへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CZL
1
地球は誰のものでもなく環境は地球からの借り物でこのまま所有の量を競っていたのでは人類は消滅してしまうが所有から利用への流れは既得権益を失うことでもあり衝突を避けるため問題は先送りされてきた。創造的破壊は必須だが容易ではない。そんな時代にどう生きるのかまで提示。2019/02/04
YNR
1
1999年に書かれた書物だが、鋭い洞察がなされている。タイトルにもある所有から利用へというのは、外部資源の有効利用やコアコンピタンスの概念など、現代社会を生き抜く上で重要なことが繰り返し強調されている。日本における土地神話の背景については、時系列での提示がなされており、勉強になった。法人としても、個人としてもこのあたりの知識は頭に入れておきたい。2018/02/25
ichi
0
【図書館】2013/01/05