内容説明
黒人と白人が、ユダヤ教徒とキリスト教徒が、ゲイとストレートな人たちが、ごちゃまぜで生きていくためにアメリカが生み出した、お金や血筋によらないアイデンティティ、それがヒップ!アメリカ文化を貫く概念がわかる名著、待望の邦訳!犯罪者がヒーローになり、アウトローが経済を動かし、反体制がビジネスになる!?ニューヨーク・タイムズ優秀図書賞受賞。サンフランシスコ・クロニクルベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー受賞。
目次
ヒップとはなにか?―アメリカについての表層的考察
初めにリズムありき―奴隷制、ミンストレル、ブルース
ヒップのオリジナル・ギャングスターたち―エマソン、ソロー、メルヴィル、ホイットマン
わが黒き/白きルーツ―ジャズ、ロスト・ジェネレーション、ハーレム・ルネサンス
ヒップスターはレディを殴るか?―パルプ・フィクション、フィルム・ノワール、ギャングスタ・ラップ
ヒップ黄金時代1―ビバップ、クール・ジャズ、冷戦
ヒップ黄金時代2―ビート
トリックスター―シグニファイング・モンキー、進歩のヒップなエンジンたち
三本指のヒップ―バッグス・バニーの反面教育
世界はゲットーだ―黒人、ユダヤ人、ブルース〔ほか〕
著者等紹介
リーランド,ジョン[リーランド,ジョン][Leland,John]
「ニューヨーク・タイムズ」記者。20年以上にわたり人種とポップ・カルチャーについての記事を執筆。「ディテールズ」誌の元編集長であり、「スピン」の創刊からのコラムニスト。イーストヴィレッジ在住
篠儀直子[シノギナオコ]
東京大学大学院(表象文化論)を満期退学後、東京大学などで非常勤講師。演劇・映画を中心に翻訳・評論を行う
松井領明[マツイリョウメイ]
東京大学大学院(地域文化研究)を満期退学後、工学院大学などで非常勤講師。テキサス大学大学院(アメリカ研究)在籍。専門は黒人音楽研究、ジャズ受容史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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