ウィナー・テイク・オール―「ひとり勝ち」社会の到来

ウィナー・テイク・オール―「ひとり勝ち」社会の到来

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532146672
  • NDC分類 331.85
  • Cコード C3034

出版社内容情報

ほんの一握りの者への莫大な富の集中。所得格差の拡大は、いまや全世界的傾向となっている。この背景にある経済の情報化と新しい競争メカニズムを明らかにするとともに、その弊害を指摘する挑戦的経済書。

内容説明

富の偏在を制御せよ!プロスポーツの有名選手から企業経営者にまで広がる「ひとり勝ち」現象―そのカラクリと社会への悪影響を明らかにし、平等への新たな道を堤示する。

目次

1章 「ひとり勝ち」市場
2章 「ひとり勝ち」市場の発生
3章 「ひとり勝ち」市場の成長
4章 急騰するトップの所得
5章 マイナーリーグのスーパースターたち
6章 競争者が多すぎる?
7章 浪費的な投資の問題
8章 教育的名声をめぐる戦い
9章 浪費的競争の抑制
10章 「ひとり勝ち」社会におけるメディアと文化
11章 古いワインを新しいボトルに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

129
20年近く前の本ですが、当時のアメリカの社会の方向がこの題名のようなことになるのではないかということで警鐘を発しているものです。日本がこれからそうなるのではないかと思われますが、すでに累進課税がなされていて日本の場合はある意味歯止めがあるように感じます。いい本だと思いますが、完訳が香西さんですが、各章が異なる人が訳しているので若干読みずらい気がしました。2017/03/05

Kiyoshi Utsugi

28
日本では1998年に出版されたもので、20年以上も前の本になります。😅 先日読んだ本の中で紹介されていたので、図書館で借りて読んでみました。 トマ・ピケティがまだ「21世紀の資本」を出す前に、ひとり勝ち社会で格差が益々広がる社会になってると主張してたんですね。 ひとり勝ち社会は、スポーツ選手だけでなく、経営者、更には学校教育にまで広がっているということでした。そしてそのカラクリについても解き明かします。 やはり著者等は大学教授なので、学校教育のところは詳しく、内容も面白かったです。2021/05/20

GASHOW

2
不況が始まり出した頃、2000年あたりに日本は、一強百弱だと言っていた。ウイナーテイクオール、勝者総取りのほうが適切だったかもしれない。携帯事業は、その後に孫さんがiPhoneのディールで、2010年のスマホ元年には、3すくみまでにした。3社の拮抗が過熱しつつも安定した市場成長を促した。ヤフーも楽天めアマゾンも自らのエコシステムでは、都合のいい規約改定で、取引先事業者を追い込んだ。情報化社会は、ウイナーテイクオールにさせやすい環境なんだろう。2019/06/21

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