三つの中国―連繋と相反

中嶋 嶺雄【著】

日経ＢＰＭ（日本経済新聞出版本部）（1993/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 221p／高さ 20cm
• 商品コード 9784532142346
• NDC分類 302.22
• Cコード C3030

内容説明

市場経済の急速な浸透、近づく社会主義の終焉…。中国は、香港・台湾の影響下で「中華連邦共和国」へと向かう。拡大する“中国的世界”の２１世紀像を、現代中国学の第一人者が大胆に予測。

目次

序章　なぜ「三つの中国」か
第１章　中国はどこへ行く
第２章　一九九七年・香港返還
第３章　強まる香港―広東経済圏
第４章　躍進する台湾
第５章　対大陸関係の進展
第６章　「三つの中国」のリンケージ
終章　「三つの中国」と日本の選択

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[すーさん]

中国専門家である中嶋氏が鄧小平が死ぬ前に書いた、中国・香港・台湾を三つの中国と捉えて、それぞれの発展と、今後の行方について書いたもの。社会主義の中国が資本主義化し、返還後の香港に社会主義がどれほど忍び寄るかによるが、漢民族を中心とする中国人が分散している地域が連繋してくことは間違いない。

2015/09/04