出版社内容情報
債権法改正を受けて全面改訂したロングセラー最新版。新たに親族法・相続法を増補。一冊で民法全体が見渡せる最良の入門書。
内容説明
本書は、初めて民法あるいは法を学ぶ方のために書かれたものです。初学者のための入門書ですが、レベルを維持しつつ本質を理解できるように、さまざまな工夫をしています。債権法改正に対応、親族法・相続法を増補。民法全体を１冊で網羅。「なぜそうなっているのか」を日常の言葉で徹底して解説。
目次
民法を学ぶ前に
原則としての契約自由
いろいろな契約
契約の履行
契約の不履行と履行の強制
不良債権の回収
物権とその取得
各種の物権
不法行為など
結婚と離婚
子どもと高齢者
相続
著者等紹介
道垣内弘人［ドウガウチヒロト］
１９５９年岡山県生まれ。１９８２年東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手、筑波大学社会科学系講師、神戸大学法学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、東京大学大学院法学政治学研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヤギ郎
11
たいへん読みやい民法の基本書。法律学のいろは（法学入門）からスタートし、民法の世界は債権論から入るのがこの本の特徴。判例・判決の解説はコラムに記している。複数の条文にまたがる事項については、参照ページを記していて、丁寧なつくりになっている。基本書としてはおすすめ。判例の解説は少ないので、判例の勉強には向かない（判例百選と合わせて読むと良いかもしれない）。最後に、あとがきかまとめがあれば気持ちよく読み終われた。索引もついています。2017/10/22
モッチー
2
本書は民法全体を概説する入門書で、民法の各種制度を初学者でも分かるように懇切丁寧に教えてくれる。特に、条文の具体的な適用場面の説明が非常に厚く、その条文や制度がなぜ必要なのか、とてもイメージがしやすくなっている。その分かなりの分厚さだが、1000条を超える民法の条文の内容を解説するには、これでも薄くまとめてあるぐらいだと思う。今年から施行されている債権法改正の中身をごくざっくりと知りたくて本書を手に取ったところ、改正の関係箇所には「改正点」マークがつけてあり、メリハリをつけて読むことができた。2020/11/27
すべから
2
ページ数は多いし、文字ばかりで体系的に頭に入りづらいので勉強するための入門書としてはオススメできない。読み物としてはなかなか面白いので、民法をざっくりでも理解してから読むと良い。2019/09/09
わがまま娘
1
独学に最適 めちゃくちゃ法学に詳しい先生が、これほどまでに初学者に視座を合わせて書けるの、想像を絶するくらいすごいことだと思う2023/02/01
ぺっちゃ
0
分厚い本ですが読みやすいと思います。他の基本書の前に読むといいかも。2019/12/03
