なぜ日本企業は強みを捨てるのか―長期の競争vs.短期の競争

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なぜ日本企業は強みを捨てるのか―長期の競争vs.短期の競争

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532134594
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C3034

出版社内容情報

本当に強い企業は長期の競争を勝ち抜くシステム作りを実行しているが、短期の成果に追われている日本企業の多くはそれを見失っている! 労働研究の大家がものづくり産業以外でも通じる長期的経営のメリットを解明。

内容説明

勝利のシステムは万国共通。勝者の共通点を解明し、長期の競争に勝ち抜くための改革を提示。

目次

第1章 長期の競争の重要性
第2章 コンビニエンス・ストアの革新
第3章 ソフトウエアの技術者たち
第4章 生産ラインの設計と構築
第5章 投資銀行とヘッジファンド
第6章 企業の統治機構
第7章 長期の競争の要件

著者等紹介

小池和男[コイケカズオ]
法政大学名誉教授。1932年生まれ。東京大学教養学部卒業、同大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学助手、法政大学助教授、名古屋大学教授、京都大学経済研究所所長、法政大学教授、東海学園大学教授、法政大学大学院教授などを歴任。主な著書に『日本産業社会の「神話」』(第10回読売・吉野作造賞、日本経済新聞出版社、2009)、『高品質日本の起源』(第55回日経・経済図書文化賞、日本経済新聞出版社、2012)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きょちょ

6
題名に惹かれて購入したが、期待外れ! 著者の言いたいことは、経営も人材形成も、短期的視野だけでなく長期的視野が重要であるという事。当たり前の話である。しかもやたらと文献を引っ張り出す。そうしないとページが稼げないのであろう。さらに、その文献に対して、「〇〇に欠ける」「〇〇が書かれていない」などと・・・。だったら文献引っ張り出すなよなぁ。しかも、データや検証云々と言いながら、「私は老齢で今さらヒアリングする体力はない」って。だったら本出すなよなぁ。自分だけの想いだけを好きに書くならいいけど。 ×××2015/07/01

ルンブマ

3
かなり雑にこの本の内容をまとめてしまおう。 「イノベーションって、天才ひとりの、突発的なインスピレーションによって生まれるって勘違いされてるけど、そうではなく、長期的な戦略を採用し、絶え間ない生産性向上への努力こそ本質!」 こんな感じだ。2019/08/18

ぴーたろー

3
さらっと読んだが、企業を俯瞰的にみようとする視点が自分には目新しかった。国別や、複数産業の具体的な研究例もいろあって面白かったが、組織の中にいないと見えないことだからなのか、資料がない、というところもたくさんあって、企業研究の仮説立証は難しいのだろうかと思った。2015/08/03

koji

3
小池さんのファンで長年愛読しています。齢80ですか。「もはや聞き取りするだけの体力は失われた。」って寂しいですね。まだまだお元気でいてください。「長期の競争」は、小池さんのKEYWORDですが、本書の結論は「企業の役員会への従業員代表の参加」です。西欧、北欧で50年以上実践されてきたもので、かなり根拠のある提言と言います。特に、分厚い中間層を略終身雇用で育成してきた日本には馴染むものと提言されます。傾聴すべき意見です。しかし、日本の現場風景は変わりました。人が育ってこないのです。後世は私たちに託されました2015/07/04

キミ兄

2
小池先生による論文のレビュー集。ちょっと昔の論の焼き直し感が強い。特に従業員代表を取締役会に、というのは非現実的。☆☆。2015/07/05

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