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文春文庫
戦国風流武士 前田慶次郎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167135423
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

戦国一の傾き者、前田慶次郎。前田利家の甥として幾多の合戦で武功を挙げる一方、本阿弥光悦と茶の湯や伊勢物語を語る風流人でもある。そんな慶次郎はまた希代の悪戯者で、利家を水風呂に叩き込んだり、秀吉の目前で猿廻しを演じてみたりと大活躍。後に上杉景勝に仕え、最後まで自由に生きた一生を描く。

著者等紹介

海音寺潮五郎[カイオンジチョウゴロウ]
明治34(1901)年、鹿児島県に生れる。国学院大学を卒業後、指宿や京都で中学校教師を務めるかたわら創作にはげむ。「サンデー毎日」大衆文芸賞受賞を機に、執筆生活に入る。昭和11年、『天正女合戦』で第3回直木賞を受賞し、文名を不動のものとした。和漢の書にあまねく通じ、綿密な時代考証の上に、独自の史観を展開し、小説に随筆に新たな領域を拓き、多くの著作を残した。昭和52年12月没
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

55
2013.12.30(12/23)(つづき)海音寺潮五郎著。 12/30 (p180) 翌月末、五右衛門の処刑、三条河原で行われた。 そこへ駆け寄る一人の武士。 ◎激湍(げきたん)。 一. 文禄三年(慶長元年)、朝鮮講和説。 秀吉は秀次のすることが一々気に入らない。 これより直ちに高野山に上って復命を待て、と使者。 秀吉に呼ばれ、伏見に出頭する途中のことであった。 秀吉は秀次に自殺を命じ、その首を三条河原に晒した。  2013/12/30

レアル

52
ここに登場する慶次郎は何と自由人か。私自身が思い描いている慶次郎とはイメージが異なるがその生き方が良い。またこの作品はその後の解説を読む事で、より重みの出る作品ではないかと思われる。解説でも書かれている様に、こちら史実をベースに作者のオリジナルが付け加えられていて、読み易さと慶次郎のキャラも快活で読んでいて楽しかった。2018/06/14

i-miya

43
2014.02.09(01/23)(つづき)海音寺潮五郎著。 02/06 (P192) 明使の持ってきた明帝の書、こちらを降伏者扱いにして、「汝を封じて日本国王となす」とある。 秀吉激怒。 追い返した。 再征の命が出された。 諸将、再び朝鮮へ、が諸将、不熱心、ふなっしー。 こうして慶長二年が暮れた。 3月、慶長三年、観桜会、秀吉。 醍醐の三宝院。 秀吉は、やっと六つになる秀頼を伴い醍醐へ繰り出す。 しかし、この花見が彼の豪奢の最後。 病気、痢病。 次第に重くなり、7月下旬、絶望、8/18,63歳、死亡。 2014/02/09

i-miya

42
2013.04.03(初読)海音寺潮五郎著。 (カバー) 戦国一の傾き者、前田慶次郎。 前田利家の甥として武功。 本阿弥光悦と茶の湯や伊勢物語を語る風流人。 また稀代のいたづら者。 利家を水風呂に叩き込む。 秀吉の前では、猿回しを演ずる。 後、上杉景勝に仕える。 自由な生き方。 (解説=磯貝勝太郎) 英雄=快男児=秀吉、豪傑=前田慶次郎利太(とします)。 武芸、文学、茶の湯、その他の芸に通じる。 いたづら者で、世を屁とも思わない。 2013/04/03

i-miya

38
2013.05.17(つづき)海音寺潮五郎著。 2013.05.15 山三郎は、しげしげと慶次郎を訪ねた。 山三郎は、その主人を蒲生氏郷とし、風流韻事に嗜みを持つその資質に薫陶を受けたためもあるが、自ら天性その好みと才能もあるらしく、鋭い批評眼を有する。 ところが、その友情は、ただの感情ではないことがわかる。 ひしひしと絡み付く。 こりゃ、いかん。 今日聚楽のまわりは大変なことになってますね。 賑わい。 高麗渡海の衆、特別多数出発する。 2013/05/17

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