内容説明
グローバル化した経済がもたらす見えざるリスク。政府でさえも対処しきれないほどの巨大リスクを回避するため、市場の力を最大限に活用した新しい金融秩序の構築を提唱する。
目次
序論 経済保障の約束
第1部 進化を続ける世界の経済リスク
第2部 科学技術はどのようにして金融上の新しい機会を生み出すのか
第3部 新しい金融秩序のための六つのアイディア
第4部 新しい金融秩序の展開
第5部 連続的な歴史的プロセスとしての新しい金融秩序
著者等紹介
シラー,ロバート・J.[シラー,ロバートJ.] [Shiller,Robert J.]
1946年生まれ。72年マサチューセッツ工科大学で経済学Ph.D.取得。金融理論、マクロ経済学、統計学、計量経済学等を駆使し、広範な言論活動を展開する注目のエコノミスト。イェール大学経済学部教授。株式や債券、住宅など資産価格の実証分析を発展させたことが評価され、2013年にノーベル経済学賞を受賞。「S&Pケース・シラー住宅価格指数」の生みの親でもある
田村勝省[タムラカツヨシ]
1949年生まれ。東京外国語大学英米語学科および東京都立大学経済学部卒業。旧東京銀行で調査部、ロンドン支店、ニューヨーク支店などを経て、関東学園大学経済学部教授(専門は国際金融論)・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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