内容説明
上場企業と証券市場のルールを会社法と融合させて大胆に解説。ガバナンス、上場、情報開示、M&A、不公正取引規制―。金商法のポイントと課題を、会社法の研究者と資本市場分析のプロがタッグを組んで、明快に記述。本質がおどろくほど理解できる画期的構成。
目次
上場企業法としての金商法
コーポレート・ガバナンス
上場制度と発行開示
プライベート・エクイティ・ファイナンスと起業
流通市場における情報開示
機関投資家と議決権行使
敵対的企業買収と防衛策
株式公開買付け(TOB)をめぐる規制
支配株主が存在する上場企業と非公開化
金融商品取引法の適用範囲―有価証券・デリバティブ取引概念と有価証券の権利移転の仕組
不正取引の規制
金融商品取引法の業規則
証券市場のインフラストラクチャー
規制の実効性確保―パブリック・エンフォースメントとプライベート・エンフォースメント
著者等紹介
宍戸善一[シシドゼンイチ]
一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授、弁護士、法学博士(東京大学)。1956年福島県生まれ。80年東京大学法学部卒業、同年同学部助手、成蹊大学法科大学院教授を経て現職。カリフォルニア大学バークレー校、コロンビア大学、ハーバード大学のロー・スクールにおいて客員教授を歴任
大崎貞和[オオサキサダカズ]
野村総合研究所未来創発センター主席研究員。東京大学大学院法学政治学研究科客員教授、早稲田大学大学院商学研究科客員教授。1963年兵庫県生まれ。86年東京大学法学部卒業、同年野村総合研究所入社。90年ロンドン大学法学大学院、91年エディンバラ大学ヨーロッパ研究所にて、それぞれLL.M.(法学修士号)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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