出版社内容情報
アスタリット星国の国立図書館で写本士見習いとして働く15歳のコボル。写本士たちは、自然災害である〈塵禍〉や戦争で滅びた他国から本を救出し正確に書き写すことで、文化を後世につなぐ役割を担っていた。声を出すことができないコボルは人一倍文字を書き、ひたむきに写本に尽くす日々を送っていたが、ある日、先輩写本士たちとともに〈塵禍〉に見舞われた隣国・メイトロン龍国の書物を救出するため、初めて他国に赴くことになる。しかし任務中に再び街は〈塵禍〉に襲われる。一瞬で人の命を奪い、一つの都市を壊滅させるほどの威力をもつ災害〈塵禍〉だが、なぜかコボルたちは無事だった。混乱しながらも龍の伝説が残るメイトロン龍国を調査するうち、彼らは祖国が隠していたある重大な真実を知り――。『火狩りの王』著者が描く、ペンとインクの新たな冒険ファンタジー!
【目次】
第1章 アスタリットの写本士
第2章 最初の災い
第3章 青い書き置き
第4章 逃 亡
第5章 龍の行く道
第6章 密猟者
第7章 玻璃の宮
第8章 ここにしかない青
解説 荻原規子
内容説明
世界は、一瞬で都市を壊滅させる黒い〈塵禍〉の脅威にさらされていた。アスタリット星国国立図書館で写本士見習いとして働く15歳のコボルは、隣国・メイトロン龍国の書物を救出するため、仲間とともに初めて他国に赴くが、任務中、街は再び〈塵禍〉に襲われる。なぜか無事で目を覚ましたコボルは、そこで世界を揺るがす祖国の重大な秘密を知り―。真実を後世に書き残すため、彼らの旅が始まった。新冒険ファンタジー、開幕。
著者等紹介
日向理恵子[ヒナタリエコ]
1984年、兵庫県生まれ。児童文学作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
悠里
烏龍茶