内容説明
身近な事例に基づいて競争戦略・全社戦略をバランスよく解説。
目次
第1部 経営戦略の基礎概念(経営戦略とは;競争優位の実現と維持)
第2部 競争戦略(業界の構造分析;差別化;コスト・リーダーシップ;顧客価値;競争ポジション;製品ライフサイクル)
第3部 全社戦略(事業の定義と企業ドメイン;多角化;多角化企業の資源配分:製品ポートフォリオ・マネジメント;垂直統合;企業活動領域の設定と再構成:活用と蓄積のダイナミズム;経営戦略の策定・実行プロセス)
著者等紹介
網倉久永[アミクラヒサナガ]
上智大学経済学部経営学科教授。1962年生まれ、90年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得、同年千葉大学法経学部経済学科専任講師、92年千葉大学法経学部経済学科助教授、97年上智大学経済学部経営学科助教授、2000年より現職
新宅純二郎[シンタクジュンジロウ]
東京大学大学院経済学研究科准教授。1958年生まれ、89年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得、同年学習院大学経済学部専任講師、90年学習院大学経済学部助教授、93年東京大学経済学博士取得、96年東京大学大学院経済学研究科助教授、2007年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うちけん
2
とても分かりやすかった。理論の説明の後、必ず「たとえば・・・」があり、分かりやすい事例(ヤマトやホンダなどの日本企業)で説明してくれる。ページ数は多いが説明が詳細なので行間を読む必要がなく、スラスラ読めて独学者にはとても親切だ。このタイプの説明が詳細な本が個人的にはとても好きだ。PorterやBarneyのフレームワークは何となく知っているが「人に説明できない」という人にオススメの本です。2019/01/05
Shiro
2
戦略の定義から、競争戦略の基礎、顧客価値、ポジショニング、事業ドメイン・ポートフォリオの考え方等が一つ一つ丁寧に解説された本。単に有名な戦略論を列挙・解説しただけのものに比べ、個々の理論が経営戦略論の中のどこに位置するかが正しく入る点、事例も身近な日本企業(花王、資生堂、キヤノン等)を扱っている点が良い。一方でやや理論に寄った内容のため、戦略を実際に考える人にとっては使い難い。その点では「事業戦略策定ガイドブック」は非常に実務的。両社の中間にあたるのが「戦略立案ハンドブック」といったところ2018/06/23
hajihaji
2
ポーターの競争シリーズがすんなり頭に入らずに苦戦している際に、手に取りました。 日本の企業がケースの対象になっていること、説明が平易でわかりやすかったことから、有意義な一冊でした。 巻末の参考文献も有益だと思います。2017/02/12
aun
1
読みごたえがあって非常に満足。マーケティングのような対外的な戦略についてかなり学ぶことができたので、次は組織戦略のような内部のマネジメントについて学びたくなった。2021/01/24
緑虫
1
★★★☆ 経営戦略を練るに当たっての諸々の分析手法・考え方の概説。分析例はかなり具体的なので、実際に分析のために手を動かす人の役にも立ちそう。2018/09/11