内容説明
銀行が担う役割と限界を徹底解明。日本の金融機関はなぜ長期不振に陥ったのか。どの機能が適切に発揮され、どこが揺らいだのか。いまだ残る問題点は何か。経済成長を支える“屋台骨”としての銀行が、激変するグローバル経済環境に合わせて進化する過程を理論・実証両面から丁寧に分析し、これからの銀行のあり方を展望した力作。
目次
第1部 金融機関と銀行の基礎理論(金融機関の機能;貸出技術と金融仲介機関の機能;貸出・預金業務と銀行の機能)
第2部 日本の銀行モデル(メインバンク;銀行業と証券業;リレーションシップ・バンキング;市場型間接金融)
第3部 日本の貸出市場の実証分析(貸出技術;銀行組織と貸出;リレーションシップ貸出のメリット;融資担当者とリレーションシップ貸出;金融機能と銀行業の経済分析に関する今後の展望)
著者等紹介
内田浩史[ウチダヒロフミ]
1970年生まれ。93年大阪大学経済学部卒業、96年同大大学院経済学研究科博士後期課程中途退学。99年博士(経済学)(大阪大学)。和歌山大学経済学部助教授、准教授、インディアナ大学訪問研究員などを経て、神戸大学大学院経営学研究科准教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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