出版社内容情報
先進国の高年齢者の中で労働意欲、能力とも群を抜いて高い日本。誰を雇い、どう活用するか。その雇用促進のため企業が整えるべき人的資源管理の条件とメカニズムとは何かを丁寧な実証研究により明らかにする力作。
内容説明
少子高齢化時代に不可欠な戦力としての高年齢者の能力。職場へのマッチングは雇用継続の場合と転職の場合ではどう変わるのか。多くのケースと人事情報データを駆使して企業の人的資源管理の現状と方向性を長期的視点に立って解き明かす画期的な研究。
目次
高齢社会と企業
第1部 高年齢者雇用・就業問題の再解釈(新しい高年齢者観―明るい高齢社会への礎;高年齢者雇用の現況―高い就業意欲、低い雇用比率)
第2部 従来企業における雇用継続(雇用継続者のキャリア―どのような人が雇用されているのか;雇用継続のマネジメント―先駆企業はどのようにして持続的な高年齢者雇用を実現しているのか;人的資源管理の変化と高年齢者雇用―成果主義化は本当に雇用を促進させるのか)
第3部 他社への転職による雇用継続(転職による雇用継続者のキャリア―どのような人が転職に成功しているのか;転職による雇用継続のマネジメント―先駆企業はどのようにして高年齢者の転職を成功させているのか)
日本の人的資源管理と高年齢者雇用―求められる視点と持続的雇用への展望
著者等紹介
高木朋代[タカギトモヨ]
一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、敬愛大学経済学部准教授、博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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