日本企業のコーポレートファイナンス

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  • サイズ A5判/ページ数 359p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784532133450
  • NDC分類 336.8
  • Cコード C3033

内容説明

「企業価値評価」「資本コスト」など最新の知見をいかに経営に活かすか―ファイナンス理論と実務が融合する現場を解説。

目次

企業と投資家
資本コストと価値評価
資本コストと企業経営
資本コストと企業経営の実践(1)―大阪ガスのSVAとグループ経営
資本コストと企業経営の実践(2)―松下電器のキャッシュフロー経営とCCM
M&A戦略の理論と事例
負債の利用と企業価値評価
最適な負債比率の探求
伊勢丹の有利子負債削減
積極的な負債の利用―キリンビールの事例
エクイティ・ファイナンスと資金調達の新潮流
配当政策
自社株買い
資生堂の総還元性向
マブチモーターの「フロア+業績連動型」配当
企業の現金保有と株式持ち合い

著者等紹介

砂川伸幸[イサガワノブユキ]
1966年生まれ。1995年神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程修了。神戸大学助手、ワシントン大学ビジネススクール客員研究員などを経て、神戸大学大学院経営学研究科教授。京都大学経営管理大学院客員教授

川北英隆[カワキタヒデタカ]
1950年生まれ。1974年京都大学経済学部卒業、日本生命保険入社。同社取締役、中央大学、同志社大学教授などを経て、京都大学経営管理大学院教授

杉浦秀徳[スギウラヒデノリ]
1961年生まれ。1984年東京大学経済学部卒業、日本長期信用銀行入行。91年カリフォルニア大学バークレー校でMBA取得。UBS信託、興銀証券を経て、みずほ証券経営企画グループ経営調査室上級研究員。京都大学経営管理大学院特別准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nekozuki

9
数あるコーポレートファイナンス教本が訳本であることから、日本企業を題材とした本書はそれだけで価値がある。日本企業が現金を溜め込むことの是非や間接金融(銀行借入)の依存度が圧倒的に高いといった特殊な要因については、日本企業の分析からでないとよくわからない。有名な訳本などの副読本として重宝する。2016/05/17

Great Eagle

8
2008年出版の本ですが、こんなことまで書かれていたのかと少々驚愕。自分の気づきの遅さに呆れましたが、この時点ででも多少理解できてよかったです。後半の資本政策、配当や自社株買いなどについては、あまり語ってくれている本と出会ってなかったので参考になりました。やっぱアメリカ式のFCFは分配しろ的エージェンシー理論は、多少無理もあるのでしょうか?それとも10年の歳月で日本も考え方が改まっているのでしょうか?2019/12/30

人工知能

2
1個前に読んだ本で基礎はおさえられていたので、この本でコーポレートファイナンスの理解をさらに深めることができた。ROA、EVA、パナソニックのCCMなど、重要な経営指標を学ぶことができた。損益分岐点や投資回収期間は会社で習ったけど、それではリスクを適切に評価できないので、EVAやNPV、IRRを使ってリスクや資本コストをきちんと評価した上で、それでも付加価値を生み出すことができるところに重点的に投資をしていく、という基準を設けることで、在庫管理など細かいところまで徹底できるようになる。2018/01/15

du

2
ファイナンシャル・ストラテジーはそれぞれの企業のビジネスモデルやビジネス環境によって異なる。最適な財務戦略は一つとは限らない。 コーポレートファイナンスを本腰入れて勉強する際に、再読する必要がある。2012/02/01

らっそ

1
教科書。先生のレジュメで回帰分析が理解できた。統計学の教科書を何冊読んでもわからなかったのに・・・2017/01/13

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