内容説明
本書は、株式会社の仕組みや決まり事に関する会社法の知識を、90のキーワードと図解で説明する入門書です。例外についての解説を省き、公開大会社を念頭に、会社の機関設計の基礎知識をコンパクトに解説します。難解な法律用語の意味や仕組みを、視覚で直観的に理解できるよう、図解を駆使して紙面構成しています。2014年(平成26年)可決の法改正内容を盛り込みました。
目次
第1章 会社の種類と設立についての法律
第2章 株式と株主
第3章 会社の機関:株主総会
第4章 会社の機関:取締役、監査役
第5章 資金調達、計算書類
第6章 企業結合、解散・清算
著者等紹介
柴田和史[シバタカズフミ]
1978年東京大学法学部卒業。東京大学大学院・法学政治学研究科博士課程修了。法学博士。現在、法政大学大学院法務研究科教授。元ロースクール研究科長。弁護士。「合併・分割に関する商法研究会」(通産省)座長、「持株会社の設立に関する商法研究会」(通産省)座長、旧司法試験委員、新司法試験委員、中央労働委員会公益委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
11
会社の基本を知るために読む。関係のないところはなかなか理解できないw。それでも、会社について勉強することができた。基本的には、見開き左ページに文章があり、右に図解がある構成。通常は左側か読むのだが、難しかったので右の図解から読むと理解が進んだ。内容では、執行役員について詳しかったように思う。基本的には会社法に規定されていないようなので解説されることも少ない。あと、新株予約権付社債というのはお得感があると感じた。もちろんその会社が好きでないと個人は手を出せないとも思う。もちろんお金があってのことであるが。2015/10/19
齋藤し郎
2
★★☆☆☆ 会社法を90項目に分けて解説。法律ベースで見開きのうち左に文章解説、右に図解となっている。入門書ほどとっつきやすくもなく、条文中心の単なる解説よりはとっつきやすい。 個人的に法律の条文や言い回し、単語が苦手だと気付き始めた。知らないわけにはいかないものの、法律に軸のあるものの捉え方は出来そうにない。要克服。2018/03/24
とりもも
2
会社の先輩からのおすすめで読んだ本。仕事で会社法に関する事項を調べることもあり、ある程度は知っておかなくてはと思い手に取った。法律に馴染みの薄く初心者の自分ににとっては読みやすい本。右側の図を見て左の文章を読むと理解が進む。法律の勉強というのは、何か法律の知識が必要になるきっかけがないと難しいと実感する。法律の条文やそれについての解説を読んでも、どのような場面で必要とされる話なのかイメージできないと、頭に入ってこないし、理解するのも難しい。2016/08/26
Yoshiyuki Yamashita
1
ビジネススクールの『会社法』の授業に備えて、改正法を踏まえた会社法の全体像を超短時間で見直すために通読。ワンテーマ見開き2ページで、90テーマに分けて会社法の基本がビジュアルかつコンパクトに説明されている。2016/05/18
Yambeee
1
会社法関連の書籍としては分かりやすい良書。ただ会社法は実務とセットにしないと頭に残らない。ルールを知らずにプレーしていると痛い目を見るので注意。2016/05/07