出版社内容情報
ガバナンスを高めれば、本当に企業は強くなるのか――
日経記者がさまざまな角度から、改革の実態を描き出す!
2015年にコーポレートガバナンス改革が始まってから5年。
社外取締役の導入が広がり、ROEが改善するなど一定の効果はあった。
一方で、不祥事の発覚、同族企業における後継者争い、
親子会社関係をめぐる対立構造など、
「ガバナンスのあり方」が問われるニュースは後を絶たない。
本書は、日経の取材記者としてガバナンス問題を追ってきた著者が、
日本のガバナンス改革の現在地と課題について、わかりやすく解説。
東芝の不祥事。出光興業、LIXILのお家騒動。
TBSとアクティビストの戦い。再起動した村上ファンド。
アスクルvsヤフー、日産vsルノー……
世間の耳目を集めた「事件」を取り上げながら、立体的に描き出す。
内容説明
本書は、2015年から始まった日本のコーポレートガバナンス改革について解説した入門書です。ガバナンスとは何か、改革によって日本企業がどう変わったのかについて、ていねいに解き明かします。著者は、日本経済新聞社の記者として、ガバナンス改革の最前線を取材してきました。本書では数々の事例をもとに、リアルな実情を描き出します。東芝不祥事の教訓、出光やLIXILのお家騒動、アクティビストとの闘い、復活した村上ファンド、ヤフーとアスクルの争いなど、誰もが聞いたことのある事例を多数取り上げています。経営者、マネジメント層はもちろん、日本企業の経営に関心のある方全般にお読みいただきたい1冊です。
目次
はじめに―ガバナンスとは何か
第1章 アベノミクスは何を変えたか
第2章 東芝不祥事の教訓―堕ちた「優等生」
第3章 ファミリー企業の光と影―ガバナンス改革のヒントに
第4章 牙むくアクティビスト―会社と株主、変わるパワーバランス
第5章 親子上場の是非
エピローグ 「脱株主主権」と日本
著者等紹介
木ノ内敏久[キノウチトシヒサ]
日本経済新聞社シニアライター。1989年に日本経済新聞社入社。編集局産業部、経済解説部、日本経済研究センター研究員。長崎支局長などを経て現職。専門は企業統治、ダイバーシティなどの経営論、表象メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gokuri
Masaki Sato
sho
福田 順