内容説明
だいすきだったぼくのおじいちゃんは、てんごくへいってしまいました。まもなくむかえたなつのひに、ぼくは、ふしぎなねことであいました。これは、そのものがたり。
著者等紹介
たからしげる[タカラシゲル]
作家。大阪府生まれ。東京育ち。立教大学卒業。産経新聞社入社
久本直子[ヒサモトナオコ]
絵本作家。画家。大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院日本画修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
34
【猫本を読もう読書会】9ページ冊目。再読。大好きなおじいちゃんが亡くなってから、おじいちゃんそっくりの声色で話す一匹の猫に会う。猫を通しておじいちゃんが優しく語りかける。絵も話もとっても素敵なお話。大好きな人との別れはこうだといいな。2019/02/09
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
30
おじいちゃんが亡くなった後から、時々現れる不思議な猫。猫を通しておじいちゃんが色々と教えてくれる。孫の事が心配だったんだね。ちょうど父の病気が悪化している事を聞き、ショックを受けた後だったで、ジワ~っと心に沁みました。優しい雰囲気の絵がお話にとてもマッチしていました。2017/09/23
がる
4
ねこを通しておじいちゃんが教えてくれる事と、このほーんわりした絵がとても良いです。 2013/02/08
あるちゃ
3
タイトルから想像していたのと全く違った内容でした。てっきし、ネコは町の物知りで、っていうお話だと思い込んでいたので(汗)でもいい意味で外れました。いいお話です。きっとおじいちゃんは、町で見かけるねこのように、さりげなくずっとぼくの近くにいるんでしょうね。2011/07/08
真尋
2
猫なのか祖父なのか、明確に告げていないためどっちでも読み取れる描写が良い。セミのくだりは祖父の死を踏まえた上での行動だと思うと、ただ7日の命を語るより重みがある。2016/05/20