出版社内容情報
自社の法令違反リスク、社会規範逸脱リスクを把握しコントロールする実践を解説。最新動向・法制度をふまえた第一人者による改訂版。
内容説明
企業不祥事は行政処分を受けるということだけでなく、会社の存亡にかかわるリスクとなります。本書は「なぜコンプライアンスが求められるのか」というところから始まり、具体的な体制の組み方など、基本から解説をしています。日本企業がますますグローバル化する中、「反競争的行為」「海外腐敗行為」の防止が大きな課題となってきました。本改訂版では、この点に多くのページを割きました。
目次
第1章 なぜコンプライアンスが求められるのか(日本政府による行政手法の転換;内部統制システムの構築を促す四つの仕掛け ほか)
第2章 どのような体制を敷いたらよいのか(コンプライアンス文書の作成;コンプライアンス体制の構築と教育訓練 ほか)
第3章 日本企業のグローバル課題とは(二つの社会哲学と二つのグローバル課題;グローバル・リスクとしての反競争的行為 ほか)
第4章 海外腐敗行為防止への取り組みとは(不正競争防止法と海外腐敗行為の防止;FCPAとUKBAは何を求めているか ほか)
著者等紹介
〓巖[タカイワオ]
1956年、大分県生まれ。1985年に早稲田大学商学研究科博士課程を修了(商学博士)、91年より米ウォートン・スクールにてフィッシャー・スミス客員研究員を務める。2001年に世銀・贈賄防止に関する実態調査プロジェクト・メンバー、2003年にISOSR高等戦略諮問会議委員、2006年に運輸審議会専門委員(国交省)、2007年に国民生活審議会専門委員(内閣府)など。2008年に全米企業倫理コンプライアンス協会(SCCE)より「国際企業倫理コンプライアンス賞」を受賞、2017年に消費者支援功労者として「内閣総理大臣賞」を受賞。麗澤大学大学院教授、鹿児島大学稲盛アカデミー客員教授、内閣府消費者委員会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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