出版社内容情報
ビジネスで契約書に接することのある人が最低限、常識として抑えておくべき基本を解説。債権法など法律改正に合わせた改訂版。
内容説明
リスクを避け、ビジネスを有利に進めるうえで、これだけは知っておきたい勘どころを第一線で活躍する弁護士が伝授。民法改正などで契約書がどう変わるのかを盛り込み新版化。
目次
1 契約とは何か(契約の定義;契約書の機能 ほか)
2 契約書の基本体裁・形式(表題;契約当事者 ほか)
3 契約書作成の実際(契約書作成のプロセス;チェックリスト ほか)
4 契約書の種類と留意点(契約の種類と法律;販売店契約と代理店契約 ほか)
5 ストーリーで学ぶ契約交渉の実際―ライセンス契約書(ライセンス契約の意義;ライセンス契約の交渉スタイル ほか)
ブックガイド
著者等紹介
淵邊善彦[フチベヨシヒコ]
TMI総合法律事務所パートナー。東京大学法科大学院教授。1964年広島県生まれ。87年東京大学法学部卒業。89年弁護士登録。ロンドン大学法学修士。西村眞田法律事務所勤務を経て、2000年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりりんワイン漬け
3
契約書に記載すべき最低限必要な項目が簡単にまとめられている本。先ずは契約書の構成をイメージしたい方のための最初の本的なものです。2020/12/07
Y_Michiari
3
ボチボチ起業したいので読了。商取引の根幹と言える契約について、本書が詳しく解説してくれています。民法における13種類の契約や、ライセンス契約を元にしたA社とB社の折衝など、ビジネスの世界に必要な知識になると思います。しかし、私個人の使い方としてはやはり、本気でビジネス契約を結ぶならば、弁護士さんや公正証書など、自分一人だけではなく、チェック体制は欲しい所です。また、本書に描かれる各種権利関係、彼我の利害関係の把握など、個人だと厳しいかもしれないな…というのが感想です。今回はサラっと1回読了してみました。2019/02/27
oshow
0
企業法務等、ビジネスで契約書を扱う人向け。「契約書の一般的な要素の説明「契約書の類型の解説(業務委託契約や合併契約だとか、金銭消費貸借契約など)」「2社間でライセンス契約の交渉を行うという実例の中で取りうるべき条文を説明」、とおおまかに3パートに別れていると思う。ある条項ひとつに対して、こういう時にこちらに有利にするならこう、相手側に譲歩するならこう、とグラデーションを考えられるようになるので、勉強になった。2023/11/10