内容説明
発想・コンセプトづくりから戦略立案、プロモーション設計、プレゼンまでの全プロセスを解説する「企画づくりの教科書」です。音楽業界など読んで面白いケースをふんだんに盛り込んでおり、サクサク読めます。「漢字コンセプトピラミッド」「戦略ルートマップ」といった、著者オリジナルの使えるツールも紹介。企画担当になりたての新人から、基礎を確認し直したい現場リーダーまで役立つ内容です。ワークを通じ、仕事に役立つ実践力が身につきます。
目次
企画づくりの準備運動
発想篇(三位一体のアイデア跳躍板;漢字コンセプトピラミッド)
立案篇(戦略ルートマップ;企画書の構造)
拡散篇(競争と共創のハイブリッド・プロモーション;プレゼンテーションのための要約編集)
著者等紹介
原尻淳一[ハラジリジュンイチ]
マーケティング・コンサルタント。株式会社ブルームコンセプト取締役。龍谷大学経済学部客員教授。日経ビジネススクール講師。龍谷大学大学院経済学研究科修士課程修了。大手広告代理店に入社し、飲料をメインとしたブランドマーケティング業務を担当後、エイベックスグループに転じ、アーティスト・映画・アニメのマーケティング計画・宣伝戦略・事業計画立案を行なう。エイベックス・マネジメント株式会社宣伝開発本部リアル&デジタル部部長を経て、株式会社ブルームコンセプトに参画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
原雄一郎
3
あたま整理される。めっちゃいい。私のようなマーケティング初心者には非常に重宝する内容2018/04/28
田中峰和
2
コンサルタントと教授を兼ねる著者が初心者向けに用意した「企画づくりの教科書」。教室では受講者と一緒に「話す、考え、形にする」作業によって実践力をつけるワークショップを実施しているらしい。その手法をこの本で実践させようとして「読む、考える、形にする」課題を繰り返させる著者。読者は陳腐な例題を見てこの段階で放棄する。たとえば、「地元をフィールドワークし、新しい特産名物となるような地元酒を開発してみましょう」その際、著者のオリジナル発想法の漢字コンセプトピラミッドを使いなさいと言われても、誰が実践するのだろう。2015/06/22
Juichi Oda
2
ビジネス書なんて読んだことないんですけど、友人が書いたので・・・ で、読んでみると、今までほわーっと聞いていたアイデアの元になること(マンダラートとかアナロジー思考とか)が沢山整理して記してあって「ほー、そういうことだったか!」と、納得したり、感心したりの連続でした。売上の公式とか、漢字コンセプトピラミッドなんていうオリジナル思考法もあって、つまりは、20年前にこの本に出会っていたら、という思いを抱きながらの読書。遅すぎることはないのかも。第二の人生設計に活かしたい、そんなことも思わせてくれる一冊でした。2015/06/04
ふら〜
1
企画を作る際のヒントを散りばめた本という印象。薄い本でとっつきやすいが、自身の血肉とするには時間がかかる2018/02/02
suginokirico
1
おっしゃる内容は最もなんだけど、うー……ん。フレームワークの使い方がわからない。初心者にはちょっと無理かも。例えばマンダラート。なんで8つ?とか。女子会の分析とか理解できなかった。ミッシーでもないし、切り口がバラバラすぎて比較のしようがない。ご都合主義になりそう。あと良く言われることだけど、プロダクトライフサイクルとか、事後的にはわかるけど、現時点がその位置にあるのかとかわからないので、実際には使えない。まあ、お偉方を煙に巻くという意味では使えるのか??? 右手にロマン、左手にソロバンは名言だと思う。2016/03/07