内容説明
本書は、原価計算の基本的な仕組みを理解し、それを使ってどのように経営の改善に結びつけるかまで解説する入門書。原価の基礎概念や実際原価計算、標準原価計算といった基本的な計算手法はもちろん、活動基準原価計算(ABC)など、より高度な内容も丁寧に説明します。
目次
1 原価計算とは
2 原価の概念を理解する
3 原価計算の基礎
4 実際原価計算の諸方法
5 標準原価計算と原価管理
6 直接原価計算と利益管理
7 経営で活用される原価計算
著者等紹介
加登豊[カトユタカ]
1953年兵庫県生まれ。76年神戸大学経営学部卒業。78年神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。92年経営学博士(神戸大学)。神戸大学大学院経営学研究科教授・研究科長を経て、同志社大学大学院ビジネス研究科(同志社ビジネススクール)教授(戦略管理会計論、グループ連結経営、Strategic Cost Management等担当)
山本浩二[ヤマモトコウジ]
1954年大阪府生まれ。78年大阪市立大学商学部卒業。80年神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了、83年同後期課程単位取得。香川大学商業短期大学部助教授を経て、大阪府立大学大学院経済学研究科教授(管理会計論、原価計算論担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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グッドバイ
3
コンパクトにまとまっている良本。原価の定義から、原価計算の方法(実際原価と標準原価、全部原価と直接原価)やABCやマテリアルフロー会計までカバーしている。 初学者というよりは簿記の知識をある程度有する方向け。2020/09/13
Tac Tomo
2
原価計算の奥深さを感じた。日商簿記検定2級の工業簿記を学んで終わり・・・ではダメなんだな。製造間接費を製品に配賦するための「何らかの基準」を適当に決定する伝統的原価計算は時代遅れになりつつある。ABCを採用し、「どのようなアクティビティがコストをより引き起こしているか」を分析する等、これからの企業は様々な原価計算のテクニックを試すべきなのだろう。AIやビッグデータを活かせばABCに必要なコスト・ドライバーの数量も算出しやすくなりそう。工夫次第で大幅なコスト削減が可能になるかもしれない。2021/10/10
marin
0
簿記2級のおさらいに最適でした。2015/02/08
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