内容説明
なぜ買うのか、どのように買うのか。初学者にも実務家にも最適の一冊。購買動機、情報探索、ブランド選択などマーケティングに不可欠な消費者行動分析の知識や枠組みを体系的に解説。
目次
1 消費者行動とマーケティング
2 消費者行動の分析フレーム
3 消費者行動研究の系譜
4 消費様式の選択メカニズム
5 購買意思決定プロセス
6 消費者の情報処理とブランド知識
7 消費者の関与水準とコミットメント
著者等紹介
青木幸弘[アオキユキヒロ]
学習院大学経済学部経営学科教授。専攻は、マーケティング論(消費者行動分析およびブランド戦略)。1983年一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得。同大学商学部助手、関西学院大学商学部専任講師、助教授を経て、95年より現職。日本消費者行動研究学会・学会誌『消費者行動研究』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kohei Yamamoto
2
尾上さん推薦本。消費者行動論の歴史、消費者行動分析の基本的なフレームワークが整理されており、入門的な教科書としてちょうど良い内容。特に興味深かったのは、BMEモデルによる消費者行動の論理的な裏付けと、関与度/ブランドの知覚をマトリックスとしたアサエルの購買行動類型。前者は消費者がものを欲しいと思うきっかけから、購入〜使用後の評価に至るプロセスが、外部情報処理・内部情報処理などを通して語られており、良いフレームワーク。後者はまさにプロジェクトの中で使用したフレームワークで、生きた理論だと感じた。2018/02/26
Kentaro
1
消費者は何故買うのか、どのように買うのか、消費や購買のプロセスが分かりやすいとの触れ込みですが、ちょっとはてなでした。 商品を購買する際の情報探索のプロセスや生活様式などの社会の変化が与える消費行動など、その通りなのだけれど、何か腑に落ちませんでした。 デジタルマーケティングに関する記述がなかったり、過去の振り返りばかりで今がかけていたからかなあと感じた一冊でした。2016/10/05
わた
0
★★★☆☆ 消費者行動分析の理論が歴史的経緯とともに網羅的に紹介されており、当該ジャンルのインデックスとして役立つ
そうとめ
0
とてもコンパクトですが、消費者行動分析の内容だけではなく、研究の歴史や参考文献がまとめられています。2012/05/21
ろぶくん
0
ネットの勢いが止まらない昨今、リアル店舗の可能性を考えるにあたり、まずは消費者の購買行動を知ろうということで読んだ。 前半は消費行動に影響を及ぼすライフスタイルや時間コストなどについて、後半は情報処理の話になり、特に最終章の「関与」の部分が難しかったが、全体的には良い入門書であると思う。2018/01/19