内容説明
人口経済学は人口と経済との相互関係を探る学問です。人口減少社会に突入した日本では、これからの方策を考える上で注目されています。人口減少の経緯や、ミクロ・マクロへの影響など、最新の統計データを使いながらやさしく紹介します。人口経済学を考える上で大きなポイントになる女性労働と社会保障については、それぞれ章を設けて詳しく説明しました。日本の経済・社会政策を人口経済学の視点から読み解くなど、現実との結びつきについても触れています。
目次
1 人口経済学とは何か
2 人口変動と経済社会の変化
3 人口経済学の成立と展開
4 労働市場と出生・結婚
5 人口変動とマクロ経済
6 人口減少・高齢化と社会保障制度
7 人口減少時代の経済・社会政策
著者等紹介
加藤久和[カトウヒサカズ]
明治大学政治経済学部教授、博士(経済学)。1958年東京都生まれ。81年慶應義塾大学経済学部卒業、88年筑波大学大学院経営・政策科学研究科修了。(財)電力中央研究所主任研究員、国立社会保障・人口問題研究所室長、明治大学政治経済学部助教授を経て、2006年より現職。産業構造審議会基本政策部会委員等を歴任。専門は人口経済学、社会保障論、計量経済学。計量分析の手法をもとに、出生動向に関する実証研究や社会保障財政等の将来予測などの研究を行っている。主な著書に『人口経済学入門』(日本評論社、2001年日本人口学会賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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