内容説明
働く現場が様変わりし、従来の手法だけでは企業が必要とする人材の育成が難しくなってきています。第3版では、働き方の多様化に応じた新しい手法・ノウハウを大胆に取り入れ、全面改訂しました。人材育成の基本となるOJTや集合研修は、具体的な進め方を丁寧に説明するとともに、変化する職場環境への対応などにも触れています。自己啓発やキャリア形成の支援など、今日の人材育成に欠かせない問題では、具体的な事例を交えて説明しています。キャリア・カウンセリングなどの新しい話題も、理論ばかりでなく、経験を踏まえた実践的な解説をしています。
目次
1 企業と人材育成
2 OJTの進め方
3 集合研修の進め方
4 キャリア形成への支援
5 リーダーの養成と組織の活性化
6 労働環境の変化と働き方の多様化
7 人を理解し、育てる技術
著者等紹介
桐村晋次[キリムラシンジ]
昭和12年山口県に生まれる。昭和38年東京大学法学部卒業。同年古河電気工業入社。人事部長、経営企画室長、常務取締役を経て、古河物流社長。神奈川大学経営学部教授。この間、筑波大学大学院(夜間)カウンセリング専攻修了。法政大学キャリアデザイン学部教授、古河物流相談役
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
めた
2
営業よりの発想が多いものの、大変参考になる内容が多々あった。今すぐには活用できない項目があったとしても、多少なりとも部下という存在を持つようになった立場の人には、広い意味で役に立つと思われる。2008/06/09
ともふく
1
人材育成という漠とした概念に基本的な考える枠組みを与えてくれる本。入門として参考になる。2015/01/15
ソーシャ
1
企業の人材育成に携わる人向けに人材育成に必要な知識についてコンパクトにまとめた文庫。教育学とは少し違った視点から、職業教育について考えることができます。人材育成は手間がかかりますが、またやりがいも大きいのでしょうね。2014/09/28
まさみん
1
会社における技術継承について考えたいと思ったけれど、とっかかりがなくて、まずは人材育成の本を読んでみました。人材育成は会社が求める人物を教育し、時代によって教育内容も変わらなければならず、さらに企業経営とは何ぞやということがきちんと分かっていないととても難しい事が分かりました。「技術継承と人材育成」まだまだ基礎知識が私には足りません。とても面白い本でした。2012/05/30
むー
1
――企業が本当に必要としている人材とはなにか。そして、人材育成をどのように進めていけばよいのか。 人材開発に携わる人向けに書かれた本著を読むことによって、来春、自らが育成を受ける際に人事や先輩たちのメッセージをより理解し、多くを吸収し誰よりも成長していけるようになりたい。 そして、メッセージをより理解し、受け止めることができたら、それを同期に発信して、企業がより良い方向に進むための貢献ができたら最高である。 私は、その本をそんな想いから読み始めました。 2011/08/11




