内容説明
公的年金、企業年金など、一見ややこしい年金の仕組みが正しく理解できます。「年金財政は破綻するのでは…」「払い損では…」など、年金制度に対する疑問を解消します。少子高齢社会を迎える日本に有効な年金制度はどんなものか、具体的に考えます。平成十六年改革で、年金制度がどう変わったのかポイントを紹介します。年金用語解説を巻末に掲載しました。
目次
1 年金とはどんなものか(公的年金の役割と特徴;どうして公的年金がつくられたのか ほか)
2 日本の年金の現状と問題点(日本の年金の現状;年金受給者は増え、保険料を払う人は減る ほか)
3 年金改革にはどんな選択肢があるのか(保険料率の引き上げ―どこまで許容されるか;年金給付の抑制策にはどのようなものがあるか ほか)
4 これからの年金改革の視点(年金不信の解消に向けて;社会保障の総合的な改革 ほか)
5 付録
著者等紹介
藤本健太郎[フジモトケンタロウ]
1991年東京大学経済学部卒業。同年厚生省(年金局、大臣官房国際課、社会・援護局等に勤務)。厚生省大臣官房政策課課長補佐、在ドイツ日本国大使館一等書記官、厚生労働省大臣官房会計課課長補佐、内閣官房特殊法人等改革推進室参事官補佐等を経て、2004年7月より大分大学教育福祉科学部助教授
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