内容説明
強まる大都市集中、広がる地域格差。国際化や情報化・ハイテクが進み、日本経済が大きく転換していく中で、地方は再び発展から取り残されようとしている。高度成長期以降の地方経済の成長と構造変化のメカニズムを解明し、自立的発展への戦略を探る意欲作。
目次
序章 変動期を迎える地方経済
第1章 縁辺化の進んだ地方経済―工業化と地方の労働力
第2章 地方経済の「発展なき成長」のメカニズム
第3章 再生された多就業の構造
第4章 地方経済・新しい試練の時代
第5章 情報化・ハイテク化と地方経済
第6章 国際化と地方の可能性―世界の「地方の時代」へ
第7章 国土政策の転換は可能か