感想・レビュー
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壱萬参仟縁
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除籍本。農民に対するニュージーランドの見方は、第二次産業は保護政策でもっており、都市労働者は農民に扶養されている(19頁)。1982年当時とはいえ、日本と真逆である。今は、TPPで減反をやめたといったぐらい。1979年ノーベル経済学賞のT・W・シュルツは、農業を先進国で比較優位をもちうる産業と規定していた(51頁)。極論すれば、農地も人間も、見込みがなければ見向きもされない。無視される。だから耕作放棄とか、限界集落とか、になってしまう。したがって、政策、制度、法律は必然がなければ施されない。酷だが厳しい。2013/12/06
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