内容説明
19世紀のアメリカで、自然を師として自己の内なる声に耳を傾け、個人の生を超えた普遍なる生=「大霊」を感得しようとしたラルフ・ウォルドー・エマソン。本書はその思想の全体像を、新プラトン主義や東洋思想とのかかわりに目を配りながら深く詳しく解き明かす。エマソンの思想の理解に新たな視点をもたらし、真の生き方を求める現代人に多くのヒントを与える「新・人間学」の書。
目次
1章 内省とは何か
2章 精神的な生き方
3章 共に歩む者たち
4章 始まり―『自然論』
5章 預言する声
6章 啓示によって
7章 偽りの絆からの逃走
8章 自分であることの勇気
9章 純粋さ、美、自立心
10章 真正な生