出版社内容情報
私たちはこれから自然に対して、どんな意識と態度をとるべきか? 世界の環境問題から12の典型例を取り出し、当事者の立場で考える。
内容説明
ダム建設、サンゴ礁保護、放射性廃棄物、砂漠化、遺伝子組み換え作物、狩猟など、世界各地で起こっている環境問題から12の典型例を取り上げ、持続可能な社会に対する意識と態度を培っていく。
目次
環境倫理学の理論
第1部 生態系の維持と管理(怒涛に架ける橋―エヴァグレーズの追いつめられたコミュニティ;健全な生態系か、人間の利益か?―POP廃絶条約;盗まれた心―危機に瀕した生態系と危機に瀕した文化;ジャワの森は消滅する運命にあるのか?―自然保護と人口圧力;生き埋め―未来の世代と放射性廃棄物の永久処分)
第2部 生態系の再生と再創造(生態系の応急処置?―傷ついたサンゴ礁の再生;流れる川、堰き止められる川―自然の流れか水力発電か;自然も砂漠をつくる―中国の砂漠化対策;再野生化―損なわれた生態系の回復)
第3部 生態系への人為的介入(生物多様性の促進?―遺伝子組み換え食品;狩猟は環境を守る?―自然のなかの人間;人間と動物の交配か、畜産技術の進化か―異種移殖)
著者等紹介
グドーフ,クリスティン・E.[グドーフ,クリスティンE.][Gudorf,Christine E.]
フロリダ国際大学宗教学部教授
ハッチンソン,ジェイムズ・E.[ハッチンソン,ジェイムズE.][Huchingson,James E.]
フロリダ国際大学宗教学部教授
千代美樹[センダイミキ]
青山学院大学理工学部経営工学科卒業。コンピューターメーカー勤務を経て、現在は翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。