内容説明
混迷と不安の世紀末の深淵に「神を殺した」人類の戦慄を看る。20世紀とは、人類にとっていかなる世紀であったのか。三千年紀を迎えつつある人類に深い祈りを込めて贈る渾身の20世紀精神史。
目次
第1章 神不在のヒューマニズム(神なきヒューマニズムの悲劇;神不在の人間主義と混迷の政治イデオロギー)
第2章 忍び寄るニヒリズム(戦後日本の精神風土;戦後政治を蝕むニヒリズム;21世紀日本再建の途)
第3章 混迷の国際政治(ロシヤ;革命神話とアジア;日米関係のむずかしさ)
第4章 混迷の克服のために(戦後教育の反省;21世紀を担う青年たちに)